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ベルビティ・ハッピーライフ  作者: ベル人さん
3/14

3――花火のキモチ――

ベルビティ本人の副業は実は雑貨屋らしい。

 ちなみにシーちゃんは盗賊だが、ものすっごいドジっこで、

  包丁もって人追っかけしては途中でこけて泣きながら{ソレください。( ノД`)シクシク…}など

   ドジすぎて盗賊になっていないギャグ満載の落ちこぼれ・・・

 ネズノはネズナにぞっこん ネズナもネズノにぞっこん おたがいキャッキャウフフ状態


このメンバー不思議のカタマリで私自身・・・ただの空気かな。

空中をツンツンしているご一行、他人から見たら変人の集団。

 ただ、運の良いことに誰も通らない公園であった。

  ここはいわゆるどんぐり公園、平日の昼間っから小学生が集まったりするのは

 もういっこ隣のどんぐり公園。


ベルが何かしらの恩恵を受けたようで、少し体が光った。


ベル「称号ゲットにゃ!・・・んっと、なんだろう・・・。」


ベルちゃんがゲットした称号は「原書の記憶」というらしい。


―――称号――

 「原書の記憶(永久)」 LV1~

効果

 覚えているか覚えた記憶を

  本にして持ち運びができる棚を

   空間に所有することができる

 称号の中ではめずらしい使用可能称号


習得率1/100000


―――――――――――


なかなか習得率のエグイのを習得しやがった!

 これはヒドイ確率だ・・・。


ベルちゃんはなんか得意げ☆


つづいてシーちゃんも習得


―――称号――――

 「ゼロの無限大(永久)」Lv1~

効果

 一度でも落ちこぼれになれば

 常にすべてのステータスが3倍


追加効果

 攻撃がクリティカルした時

  10%の確率でクリティカルダメージが3倍

追加効果2

 ラッキースターと同じ効果を得る

  (ドロップ率10%UP)


習得率3/300000

―――――――――――――


うん、こっちのほうが獲得できないだろうエグイ数字だった。

 さすが盗賊?というだけあって運はいいんだなぁ。


ネズノは何も入手できずに発狂しているがスルーしよう。


私も地味に入手完了、

 称号自体はあまり興味なくて、今までやってきゲームはほとんど称号を無視して

  レベルだけ上げていたのだ。


―――称号―――

 「空間と時間の支配者(永久)」Lv1~

時限効果

 称号入手時から30日間一度行った場所に

  瞬時移動できる

効果1

 詠唱時間短縮Lv2

効果2

 任意の音読で無限図書館へ移動可能


習得確率1/10000

―――――――――――――――――――


ん~、、私のが一番習得しやすかったようだ

 確率が高い!


ゲームのような仕様にすこしリアルを感じない私は

 ちょっとしたことに気が付いた。


私「ねぇ、この私の称号、敵陣地に乗り込んでからネズナさん助けて

  すぐに私の家に帰還すればよくない・・・?」


単純なことだが、この発想にいたるまで5分はかかった。


そう私が言うと、3匹は納得したかのようにうなずいて

 私のレベルを確認すると言い、小指を出してきた。

  お互いの小指をユビキリゲンマンのように合わせると、

   お互いのレベルと装備情報を見れるようで、

  私のレベルの表示を自分だけではなく他人に見せることができるようだった。


ベル「220レベ・・・高い・・・。ほとんど最終形態ね。」


私「?」


カウントストップ(カンスト)ってリアルにあるんですね。

 ちなみに最終は230らしいですが、そこから超越すると99999まで

  上げれるらしい。

それ以上は∞(無限)扱いの表示になるらしいので、実際どこまでレベルが高いかは

 判断できないらしい。本人しか表示見れないそうだ。


まぁこのレベルならネズナさんを助けられるそうだ。



 っということで

  戦闘は私が担当することになったらしいw

 図書館移動のスキルを使ってみたくなったので

任意の音読ってなんだろうと思い、適当に何かを言ってみた。


私「ウェイポイント・無限図書館・トラベル!」


ちょっと恥ずかしいが、中二病かかった言い方をしてみたくなった。

 もっとカッコイイ言い方考えておこう・・・。


テレポートというか、どこでも〇〇のような感じかはしらないが・・・

 目の前にやけに水色のトビラが現れ、引き戸が消え

  ふわっと光ってから、扉の奥へと続く階段が現れた。


私「この階段、この前のと一緒かな。」


そう思って通ると、その階段はあの時と一緒の物だった。


自分の姿は大きいままだと思っていたら

 例の姿へと変わった。


前回のままで、あっちにいた時、すなわち


私「ミクっぽくなったままだな・・・。」



図書館を通ってあちらの世界に行くときに、シーちゃん情報で

 地獄殿地帯へと向かう扉へ入る。


その扉をくぐり、階段を登っている最中に何かの声が頭の中に響き渡った。


???「ナビゲーションを始めます。」


私「ん?なんだろう・・・」


???「ハイ。私のことはなんとでも及びください。」


私「じゃぁ・・・、ん~~・・・。」


???「ハイ。中学時代の貴方なら、私の事をルイと呼ぶでしょう。」


私「いや・・・昔の中二病を掘り返さないでくれよ・・・姉さんって呼んでいいかな?」


???「いえ、ルイと及びください。」


私「だから掘り返すなよ!、まぁいいや、気に入ってるならしょうがないよな・・・」


私とルイの会話を3匹は不思議そうな目で見ている。

 ルイは頭の中に話しかけてきているので、3匹には聞こえないそうだ。

ベルちゃんたちの中では、シーちゃんが唯一他の落ちこぼれ一つ星の盗賊種と

 念話ができるそうで、シーちゃんに頭の中でお互いに話す方法を教わった。

  これで独り言に聞こえなくなる、助かる~♪

他人が無線式イヤホンで会話しながら去っていくのを聞いてしまうと

 怖い人と思ってしまうアレが気になるのですハイ。


ルイ{えー、少しよろしいでしょうか。}


なんだろうとルイに話を聞いていた。

 これから行く地獄殿という地帯は、日本でいう中国や韓国の感じの建物が並ぶ地帯で

  昔でいう龍京のようだという事。

 地獄殿一帯は治安が悪く、仕切りがいくつもあって、奥の塔に近づくにつれて、

  門が強化されていて通常には侵入できないらしい。

こんな状態でどうやって奥の塔から監獄へ向かうのだろうかと思ったら

 どうやら地獄殿地帯とは、相当な地下にあるらしく、

  周りに大陸は無く、周りは溶岩

 溶岩船という船で他の大陸に移動するしかなく、地獄殿の真ん中の塔までの距離も

  半径1000kmと長く・・・


私「上のほう見ても監獄らしいものも見えないね・・・」


ルイ{ハイ、空中監獄までの距離、おおよそ89110kmですm宇宙の方ですね。」


そこまで空中・・・いや、宇宙まで高くしなくても良い気がするが、

 上からの景色がいいだろうに、心の休養になりそうで逆にうらやましい

  ソロ必の私にとっては自由の楽園だなぁ・・・。

 っとか思いつつ、ベル達の後について回る。


周りの地底人たちが溶岩に何かを投げ入れている。

 どうやらゴミ処理をしているようだ。

  食事のあまりや使わなくなった衣類、タンスから食器まで色々捨てている。


私「もったいないなぁ・・・。」


その一言を地底人が聞くとコチラをチラ見して睨んできた。

 私、なにか変なこと言ったのかな


ルイ{解、地底人達は「ソレ」を改良したりリサイクルやリユースする方法を知りません。}


私{なるほどなぁ・・・そりゃ捨てる以外どうするんだコイツ、頭おかしいのか?って思うよなぁ}


ルイ{ハイ、この物たちからしてみれば貴方の方がおかしいのです。理解してください。}


私{ハイ・・・。スイマセン。}


そういいながら一番手前の誰にでも入れる街へ入っていく。

 その町中に入ると、ものすごい人通りなのに対して、一本ろじを入ると誰一人いなかった


いたとしても貧相な貧乏な人達、ちらほらと何も食べれていないような行き倒れなどが

 わんさかとあふれかえっている。

ベルがインベントリからチラっと何かを出す・・・

 ソレを奥の方にある門の門番さんに渡し、何かを話しながら(((uдu*)ゥンゥン言っていた。


そのあと、行き倒れやらそこらの座り込んで動かなくなっている人たちに

 ベルちゃんが食事や薬、衣類やこの国の資金をある程度づつ分け与えていく。


私「インベントリってやっぱ色々空中にしまっておけるせいか、何が入ってるかたまには整理しないとな・・・。」


ベルちゃんはすべて記憶しているようだった。

 スムーズに倉庫を開き、どんどんみんなに分けていく。

  国が違って言葉が違えど、みんな喜んで受け取っていく。

拝む者までいるがそんなことしなくていいと首と手を横へ振る。


そうして一つ目の門を3匹と一人で通り過ぎた。


 門を通りすぎると町が少しきらびやかになる。

だが、それとはウラハラに、周りからの目線が痛いほど睨まれている。

 なんだろうかと思っていたらさっそくルイが答えた


ルイ{ハイ。先ほどの門前の街で言った言葉がここまで来ているようです。」


誰かが噂で流したようで、どうもこのままでは2番目の門を通る許可が取れないようだ。

 ベルちゃんが街をうろちょろしようと言いだすので、町中で買い物やら

  出店露店巡りを始めた。


ちょうど残り物を捨てようとしている人がいたので、ベルが横からいらないなら買わせてという。

 それを店主がダメだといった。

  なぜかというと、2日目でオイシクナイといっているようで、

 もっとそれが美味しくなると言い張るので、店主が提案を出した。


店主「ソレ、買ウナ、ココデ、ソレ、スル、良イ、オシエル、代金イラナイ。」


どうも教えてほしいらしい、それが代金を払う必要が無いとの交換条件だった。

 その会話をベルちゃんは納得してOKを出した。

  そしてそこで料理が始まった。


―――――――――――――――――――――

材料

 鳥の串焼き塩味あまりもの

 ジャガイモの炒め物塩味あまりもの

 牛乳あまりものコップ一杯あれば十分

  卵の黄身――一個

  チーズ―――スプーン一杯分

作り方

 鳥の串焼きのあまりとジャガイモの炒め物を温めなおす

 フライパンで炒めるように温めた後

 牛乳を入れて沸騰させる

 沸騰したら卵の黄身とチーズを入れて

 チーズが溶けたら

  味見、塩気が欲しければ塩を足してください。

 牛乳が残ってスープ状態でも美味しいし

  牛乳が蒸発して、野菜の蒸し物になっても美味しいです。

―――――――――――――――――――――――


ベルちゃんがソレを作り終えると

 店主が味見がてらパクっと一口多めに食べた


店主「(゜д゜)ウマー」


ソレを見た他の通行人が客に大変身

 周りの地底人たちがわらわら集まる


この光景前にも見たなぁ・・・毎回こんな事やってるのかな・・・。


店主がソレを売り物ではないといい、客にタダで振る舞う。

 それにつられてお偉いさんらしい人が真ん中を別け通って店主から受け取り、

  ソレを食べた瞬間にコレを作った者をココヘと呼び出す


ベル「私にゃよ。」


そのお偉いさんはなんと2番目の門番さんだった。

 話によるとここ最近美味しいウマイ物を食べ漁っていたが、本当に美味しいものに

  ありつけなかったらしく、リアルにウンザリしていたらしい。

そこへこのベルの食事が気になり食べたという事だった。

 これだけの人だかりを見過ごすことはできず、いい匂いにもつられ、来てしまったらしい。


そして第二関門の2番目の門は制覇した。


ベルに聞いた、この町の中枢、塔にたどり着くには何個の門が存在するのかと。

 半径一直線で100個の門があるらしいw

  そんなのやっていけない、そもそも1000km超えてる時点であきれてるのに

 たどり着けるのだろうかと思ったのだが、途中まででいいらしい。

それがこの第二の門らしい。


奥へ進むにつれて、何かしらの変化が大きい場所があった。

 何もない広い場所のど真ん中にポツリとある建物になっがい煙突

この煙突は自由に使っていいらしく、ベルちゃんたちが全員入っていく

 私もついていく。

そしてその時は来た。


煙突から音がした


???「H=A=L=L=O オキャクサマヲカンゲイシマス 発射マデ20ビョウ」


発射という言葉を聞いてすぐに納得した。

 煙突じゃない・・・発射台だ!!!


なんとなく花火になった気分になりながら


色々な豆知識やら、食事の話やらでてますが、ほとんどのベルネタは実際に使えるようで・・・

 私も鳥の串焼きを、実際にアレンジのやつをやってみちゃったり・・・

  小麦粉一つまみ足してトロミつけても(゜д゜)ウマーかった!

次は何を教えてくれるのでしょうかねぇ・・・。

 楽しみですね・・・(え?私が一番楽しみにしてるって?バレた?)

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