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ベルビティ・ハッピーライフ  作者: ベル人さん
12/14

12———初めての外美味しい味噌———

地球から離れた緑野リンゴ、実年齢70歳、見た目20代前半

 これからどうする?なにして生きる?

  面白いことを探しに、人生の再出発!

   寿命はまだまだいっぱいある!最低でも何年いきるかわからない

だったらせめて面白く生きよう?


あ、でも書き主の考えは完全スルーされるようで・・・。

 リンゴちゃんの第二の人生が始まろうとしている!



そう、町の外へ出てきた。


広がる草原に、生い茂る木々の群生地がぽつぽつある

 人の手が入っていないような、そんな風にも見えてるく場所。


お?スライムがいる、大抵最初の場所ってスライムだね。

 なんかスライムは本当は強いって、そんな話もまま聞くけど。

  このこは、なつっこいな、すり寄ってくる。


私「カ・・・カワ(・∀・)イイ!!」


持ち上げると、きれいに丸まっている。

 へ~、どろりんちょってならないんだ?


生きているってことね、もちもちしてて気持ちいい、

 ぷにぷにしていてつるつるで、なんだか、黒色だったら

  羊羹に間違えそう。


スライムを狙ってきたカラス、このこ、ビビっているのか

 震えているようで、私はカラスからこの子をかばう、

  めっちゃ突っつかれて、痛いには痛いけど、

   けがを負うまでではない。


そういえば、久しぶりにステータス表記が見えてる。

 自分のだけだったはずが、相手のも見えるようになっていて、

  コイツの表記、見せてもらうぜ!状態になってる。


——水烏———


Lv13  スキル無 性格 キラキラが好き


烏族:スライムなどの、水を司る生き物を主食とする。


人を襲うことは無いが、食事の邪魔をされると

 群れで襲うこともある、その場合、弱小な町はすぐに滅ぶ


――――――


・・・え。食事の邪魔したってこと?

 でも、群れ・・・あ、後ろからわんさか来てるうううう?!


まずいな、町が近いし、追っかけてくるし、森の中へ逃げよう。


して、森の中ですが。


私(来るんじゃなかったぁ><)


ところどころに紫名のMOBいるよぉw

 逃げるが勝ちの、接触即死ってやつだったよね?

  うわぁ、気づかれないようにしよう。


赤もオレンジもピンクもいる。これは、烏が入ってこないわけだ。

 スライムは、なんだか落ち着いた様子。


ぴょんっとはねて、森の中を散歩し始めるスラさん。

 ついていくけれど、周りの目が怖い。


スっと影が伸びて、後ろからどでかい図体のゴブリンがw

 スラさんが私の前に飛び出して、プルプルしている。


なんとゴブさんは、顔をかしげて、うんうんと頷き、去っていく

 ???私ははてなしか飛ばない。


ちょっと散歩して、木陰でゆっくりする。

 お腹が減った、もうすぐおひるか、右下にちらっと見える時計。

  もらった懐中時計、どこに行ったんだろう。


ポケットに入れておいたはずなのに、知らない間に消えていた。

 あれから何年か、掃除したときに探していたけれど

  見つかることは無かった。


色々考えふけっていると、おいしい匂いが漂う。

 私達はつられて、根源へ歩いていく。

  そこには、大鍋に、みそ汁が、いや、これは豚汁だ!

   っじゅるり・・・。ゴクン。いいな~・・・。


木の陰からこっそり見ていたら、ゴブリンの青年がお椀に入れて

 持ってきてくれた。


私「くれるの?」


青年「(((uдu*)ゥンゥン」


どうやら言葉は通じないらしいけど、なんとなく察してくれている様子

 手を引かれ、鍋を囲んで16匹くらいにスラさんと、私が混じって

  みんなで飲んでいる。


お米が欲しくなるほどの、濃厚で美味しい豚汁。


一番レベルの高いのが、族長らしい。

 色々と情報をまとめている族長、当分の間は、ここで暮らそう。

  族長さんも、そうしようと考えてたらしい。


スラさんと私と、ゴブリン族たちの暮らしが何日か続いて、

 私は散歩に、森の中をうろうろしていると、崖っぷちから、

  向こうの方に、謎の町が見えた、砂漠?のど真ん中に

   いわゆるスチームパンクっぽい町。


いや、国か?

 とはいえど、遠いなぁ、米粒みたいにはいかないけど、

  すっごく小さく見える。


きっとあそこまで、日本で言うと、東京から青森くらいの距離?

 それくらいは普通にありそう。


ところどころで砂嵐っぽいのも見える。

 すぐにやんでいくけど、定期的に起きてるような感じなのかな?

  行ってみたい、でも、見てすぐにわかる。


直ぐ近くの場所で、見える範囲で、人の骨や、武器が落ちている。

 戦闘の後だ。


あそこまで行くには、相当な実力か、パーティ、

 そもそも、たどり着けるかなんてわかんない距離に

  挑んでいった人たちの、骸、そんな感じのが想像できる。


ベル達がいない今、どうやって行くかなんて、

 考えられない・・・。


まずは修行かな、どこへ行くにも、そもそも実力がないと

 外へ出られないような感じが、この森からも伝わってくる。

  そういえば、このまえの豚汁、あれはイノシシの肉だったなぁ


狩りをしているんだろうな、族長に頼んで・・・って

 言葉通じるんだろうか・・・。


族長さんにご対面~♪

 からーの土下座!


から~の!弓を射る素振り!んでおしえてちょーのポーズ!


最初に接触した若い青年が、名乗り出た。

 彼は弓を私に教える、っと素振りで教えてくれた。


そこから、毎日弓の訓練と、実戦、たまに言葉を教えてくれる。

 日々が充実する、楽しい、こんな風に毎日遊んでいるように

  弓で森を駆け回っていたいとも、思ったんだけれども


言葉が通じるようになって

 数日が過ぎた・・・。


族長「誰か、リンゴにステータスの見方を教えてあげなさい。」


青年「では、引き続き私が。」


族長「うむ。」


そういって、ステータスの見方を教えてくれるようになる。


色々なコマンドの出し方や、無意識で起動するものとそうでないもの

 パッシブとアクティブってやつか。


どうやってステータスを上げるのかとか、

 まぁ、ゲームと違って、自分で選択して振れないってのじゃ

  やる気がちょっとなくなったけれど。


そんなような感じで、自分の状態をすべて、見渡せるようになった。

 バフとデバフは同じとこに表記されるそうで、こればっかりは

  アイコンを自力で覚えるしかないようだ。説明書きがないんだ。


なんでこんなにしてくれるんだろう、相手はモンスター様だぞん?

 不思議な日々が続いてきて、そういった所を忘れかける。

  う~ん、


私「お腹すいたぁ~・・・」


青年「あはは、いまなら丁度よく作っている最中でしょうね。」


私「ならっ!」


走って森の中を駆け回った。

 イノシシを一頭狩猟し、引きずって持ち帰る私。

  初めての獲物を、族長に渡すと


族長は、最初の一頭がイノシシとは、ってほめてくれた。

 そののっししさんは、豚汁にされた。


その時に、横から若い女ゴブさんが、粉のチーズをスプーンで

 いっぱいだけ入れた。


え?豚汁に粉チーズ?


っと思っていたけれど、よく見たら、油も浮いていない

 ただの味噌汁に、イノシシを入れただけだそうで、

  本来の濃厚な豚汁にするには、みそ汁程度だと、粉チーズを

 入れるしかないそうだ。


んっと、じゃぁ、普通の味噌汁に、粉チーズを少し入れて煮ると?

 っと独り言が出ていたようで、その通りじゃ、っと言われた。


なんか、ここにもベルさんっぽい人が・・・。


私ってこういう人との接触が多いの・・・かな?



それから翌日、朝早くから、私はゴブリンの家を出た。

 もうそろそろ、一人が恋しくなったから。


ギリギリの朝日が昇らない時間、この村に未練がないわけじゃない

 でも、私は、この世界の星一周をしてみたい。

  ただの冒険心だから、身を亡ぼすかもしれない。


でも、好奇心には負けてしまうのは、毎度のことで。

 家に引きこもった原因も、実をいうと、好奇心で

  友達を引き回して、遊びにつき合わせた結果が、

 嫌われて、ずたずたに文句を流されて、自滅したんだったからな。


色々と、掘り起こせば出てくる。

 でも、結局は、年を取ると、子供に戻っていくっていうのは

  本当にそうだと思う、精神的なかせが外れて行って、

 親がいないことで、自由になり、制限をかけていたものが無くなった

  っという結果がこれだ。


ごぶ長さんがかせになった、って思ってはいたけれど

 そうでもなかった。


さて、弓も使えるくらいにはなった、扱う、にはまだ遠いけど。

 それでも、動く的に、100発100中は今のところで来ている。

  っといってもイノシシ相手だけだったけど。


行くかぁ。



私は今まで森の中で集めた、食べられる木の実や、キノコで作った

 お菓子を置いて、ゴブリンの村を離れた。

  それが村を離れる時の、しきたりだそうだ。


お菓子を置いていくのは、感謝の意図と、自分で生きていくから、

 連れ戻さなくてもよいという、そういった意味があるらしい。



出発だ。


インベントリという、言えない空中の収納。

 中には、当分の食料と、水だけ。


後ろから、スラさんがついてくる。

 かわいいから、ついてくるならしっかり守ってあげるつもり。

  私のこの世界初めてのペットのような、家族のような。


ぴょんぴょんしていて、疲れてくると、体を引きずってでも

 頑張ってついてくる。


可哀そうだから、この子のペースに合わせて、一緒に行く

 どうしても進みたいのか、私に飛び乗って、頭の上にくっついて

  そんな状態で歩いていくこともある。


あの砂漠には何があったんだろう、っと心躍らせて

 超えられるくらいの実力を求めて、旅立つ。


あんなに引きこもっていた私が嘘みたいに、楽しくて楽しくて

 脚がとまらない。


道中で、見つけたスライムを助けたりしながら、先へ進む。

 気が付いたら、一緒についてくるスライムが2匹に増えていた。

  か~んわいいなぁ~♪



今日はここで休もうか。


ここまで来る道中で手に入れたアイテムを、整理していた。

 インベントリの中だけで、移動可能で、指を空中できょろきょろさせ

  はたから見たら変人の行動を、気にもしないでするようになった


スライムさんたちは、焚火の周りでぴょんぴょんぷるぷるしてる

 暖かいのかな?よく考えたら、今って春なんだよね。


ルイさんもあれからしゃべらないし。

 愛想が疲れちゃったかな?


この子たちに嫉妬・・・なんてね。


反応無か。


倒した時のドロップ、大抵はモンスターたちが集めていた

 アイテムが、消滅時に主を失ったインベントリが壊れて

  あぼ~ん!って飛び出ちゃう感じなんだそうだ。


もちろん、人がインベントリを所持していれば

 人間族でもそうなるんだとか。

  そういったのを狙って、盗賊稼業のやからが


・・・、っとまぁ察していただいただろう。


あんまり物を持たないようにしたいけど、こんな便利な空間あったら

 まぁ、埋め尽くすくらいに容れたいのは、節理かもしれない。


今のところ半分くらい埋まってる。

 最初だからかな、全然枠は無いんだよね。

  15枠くらいしかないからなぁ。


キノコに、イノシシ肉、おすそ分けしてもらった味噌樽

 あとは、道中で倒した弱い烏と、ところどころで襲ってくる

  狼からの落ち物くらい。


知らない間に武器を拾っている・・・。


君たち、もしかして勝手にインベに入れてくれてる?


スラ達はぷるるんしている。


えーっと、まぁわかんないか。


小さいほうと説明書きにはあったけど、普通の長さの

 竹刀くらいの棒の剣、素振りして筋力上げておく分にはいいな

  っというか、そうでもしないと、暇な時が退屈すぎてw


素振りをしていて、ふと気づいた。


っそういえば、時間と空間の支配者だっけ?

 最初にもらった称号って、30日間だけ好きなとこに行けたけど

  効果切れた後ってどうなるんだろう・・・。


見てみようかな・・・。



空間と時間の支配者(永久) LV1 称号期間30日時限の

                 一度いった場所への転移

                    期限失効

  効果1 詠唱時間短縮LV2パッシブ

  効果2 無限図書館への移動が可能→決められた書斎からのみ


影の力 スキル LV2 影を使っていろんなものを構成できる

        ※現在効能不可、適正レベル外か職業が違います



えっと・・・、使えないってことで。

 ・・・ハァ。


さてと、もう寝よう、これはすねて寝るんだ。

 そう、機嫌が悪いのをこの子たちに押し付けないために、寝るんだ。

  大切な子たちに、手を出さないために。


おやすみなさい。

あのね、リンゴ、手紙を書いたの、盗賊稼業の人に頼んで送ったよ。

 届くといいな、きっと、ううん絶対届いてほしいの。

  まってるね、返事、絶対書いてね!


こうやって思っていても、もうきっと会えないのはわかってるけど。

 私、転生してでもずーっと待ってるから!


               by???


味噌汁を豚汁風に変える荒業!いいね~

 私もやってみよ~っと♪

  イノシシ肉はさすがに無いけど(笑)

             by書き主

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