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空海の狭間で  作者: 長椅子
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少年の・・・

初投稿の拙い文章になります。

残酷な描写も入れていくつもりです。

異世界(?)になりますが、なんか戦闘やらなんやら入れていきます。ハーレムは無し、俺tuuuはなるべく避けたいのよね。まぁ、避けられない部分は多々あると思いますが^^;

見切り発射感は否めないw書きたい事が増えていってる現状ですのでw

物語のだいたいのプロットなんかは出来てますので後は文章として皆様に楽しんで頂ける物語を書いていきたいです。


いや、ね、本当によろしくお願いします。はい。

 昔の話だ。初等学校の頃に授業で習った事だ。所謂神話と言われる時代の話しで古代や古えとも言える時代。空には何も無くて、土の端には海があったらしい。信じられるか?


 余りにも突拍子が無く、俄か程にも信じられないその世界。


 けど、自分はなんとなくだが頭にそれの景色を想像できた。可笑しな話だ。


 何より可笑しいのは・・・それが、その景色がきっとそうなのだと思ってしまう自分の思考が可笑しかった。笑ってしまう程に。


 昔から、それこそ自分が生まれたその時から見上げていた筈だ。その景色は嫌でも目に焼き付いている筈なのだ。生まれたばかりの赤子は寝転がりながら座らぬ首で見上げる当然の風景。


 ああ、そうだ。そうなのだ。


 当たり前だろう。当たり前なのだ。



 思い浮かんだ地面の端にある海は、本来は手の届かぬ遥か彼方の頭上にあるもので。


 想像出来た見上げれば雄大に広がる青色の空は、その海から下、地面の、俺たちが住む島々のまだ下にまで広がる薄青いそれである。


 それが常識。それが当然。

 それが必然。自然の摂理。

 それがもし壊れれば・・・人なんてものが果たして住めるのだろうか。


 否、住める筈はない。海が地面の端にあれば地面は流され続けるだろう。削り取られ粉となるだろう。


 空の薄青いそれが頭上にあるのならば・・・頭上にあるのならば・・・ああ、駄目だ。学が無い自分には想像がつかない。けれど、何かしらの問題が浮上する筈だ。


 それになによりジュエルの採取が難しくなる。それは人の衰退の原因になる。


 ジュエルの起源は知られていない。結晶のような形をして人の歴史の最初からある事が当たり前の人類、いや、この世界になくてはならない物、それがジュエルだ。


 ジュエルは空の底に行けば行くにつれてそこに存在するあらゆる物がジュエルと同じ元素体の反応が強くなる、いや、近づくと言った方がいいのか、ジュエルと似た元素体が増え、ジュエルを構成する元素体の塊、結晶体の反応に近くなるのだ。花や水、鉱物なども含めてだ。ジュエルそのものに近づくのだ。つまりはジュエル元素体は空気中に存在する事になり、この世界のあらゆる物に含まれている事になる。その発生は空の底に関係する。詳しくは学者ではないのでわからないが・・・


 けれどもそれは空にはジュエルが関わっているという証拠であり、空の底には大量のジュエルの塊があるという確かな証拠なのだ。


 教育課程で誰しもが習う常識だ。


 それがこの世界の常識だ。空と海が逆さまならば・・・


 だから、自分の想像した景色は存在しない。


 古代や古えの話しは所詮作られた話しである。


 遥か昔の、誰かが湾曲して伝えに伝え、原型さえ無くなった。おとぎ話だと思い直した。

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