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命令と兵の矜持と


 レイスラット王国の王都であるレイクシティは、マザーレイクの湖畔に佇む瀟洒な都市だった。

北の湖畔に王城が立ち、その南に城下が広がっている。

西側には貴族街、そして中央には王立教会とその周囲に商業区、東側には工業区や倉庫が立ち並び、南に多数の住居が広がっている。

王城は小高い丘の上に存在しており、そこへ登城するには当然ではあるが、幾つかの詰所や城門を通る必要がある。



 「止まれ! 何用で王城へ向かわれるのか!」


 その最外縁である詰所に到達した百名に近い兵力へ、臆する事なく声を発したのはそこを預かる親衛騎士団の兵長だった。


「貴様は先ほどの爆発を見ておらぬのか!王城が襲撃されている今、陛下をお守りせねば、何のための貴族か!」



 カマルクは馬上から、腹の奥底にある心算を偽りながらも、平然とそう口上を述べる。

その声は、兵達の代弁であるかのように多勢の圧力が、わすか四名の騎士団員に向けられていた。



「その件については、現在親衛騎士団が対処中であり応援に関してはこちらでは聞いておりません。

それ故、如何な火急の時であろうと、この場を通すことは出来ません!」


「ええい、斯様な所で足止めをされては時間が惜しい。手続きは後でブレイズ殿に直接語る!押し通るぞ!」



 先日の皇国の侵攻で活躍した三角形のバリケードが、詰所には配備されており警急の鐘が鳴らされると、進路を塞ぐように設置するように配備されていた。

そのバリケードを、どかすように動き始めたカマルクの私兵達が押し問答と小競り合いを始めるが、多勢に無勢ですぐに押し切られてしまう。


 兵長は悔しそうな表情を浮かべながらも、カマルク達へ斬りかかろうとする部下の腕を掴み制止する。

何故? という表情を浮かべる部下に向けて、兵長はゆっくりと首を横に振るだけで、その横を悠然と数多の兵が通過してゆく。

あらかじめ言い渡された命令は、強行突破された場合は抵抗せずにそのまま通せとの事だった。

しかし、機密保持の観点からその理由は、兵長にも知らされていなかった。


若い兵長は、自身も納得出来ないという感情を押し殺し、命令に従っていた……


 バリケードによって押しとどめられた兵達は、やや密集した状態で王城へと向かってゆく。ここから先は二箇所の詰所を経て正門へとたどり着く事になる。

しかし、正門までの様子がおかしい事に、馬上のカマルクが気づく。


先に見える詰所に兵の姿が見えないのだ……


 怪訝に感じながらも兵を進めるカマルクは、またもバリケードに足止めされる。

しかし、そこへ騎士団の姿は見えなかった。


「警告する。これ以上の接近は王家への敵対行為とみなし、攻撃を実施する!」


 不可思議な声が突然、大音響でカマルクの耳に届いた。

その音声は跨る馬にも届いたようで、突然浴びせられた姿無き声に驚き、嘶き暴れ始める。

それを諌めながら、カマルクは必死にその声の主を探そうとするが、一向にその姿が見つけられない。


「王家の危機に、貴族の責務として馳せ参じた我らを遠ざけ、あまつさえ刃を向けると言うか!」


「城内の警備は親衛騎士団によって対処中であり、支援は必要ない。

これ以上城へ接近した場合、王城への攻撃に呼応したとみなし、攻撃を実施する。これは王命である。立ち去られよ……」



 姿無き声に激昂し声を荒げたカマルクは、しきりに周囲に視線を走らせるが状況は変わらない。

しかし、突然の音響に驚いたが、冷静に周囲を見てカマルクはふと考えた。


 城へ近づけば攻撃すると言っているが、伏兵を潜ませる場所は周囲には見当たらず、周囲に兵の存在は見えない。

相変わらず城の内部では、喧騒が収まってはいないではないかと……


 これは、想像以上に城の中は混乱していて、こちらに対処する余裕が無いのではないだろうか……


 こうして、まやかし紛いの手段でこけおどしをする以外に、自分達を止める手立てがないのではないか?

それであれば、今の状況も説明がつく。

そう思ったカマルクは、今の状況を逆手に取り、城の中に入ることを考える。


「皆の者! 姿も見ぜず、名乗りもしない声に惑わされるな!

これこそ敵の策略である! こうして我々を惑わせ、城を乗っ取る心算であろう!」


 その意図を汲み取った副官達が兵達をまとめ、突撃の準備を進めさせる。

兵長達が抜剣させ、槍を前方へと向けさせると、「あのまやかしを操る者こそ、王家の敵だ!」と兵を鼓舞する。


そうして突撃の準備を整えた兵達を見て、カマルクが号令を発する。


「あの魔術で城内を惑わす輩を打ち取るぞ! 進め!」



 LRAD(長距離音響装置)のマイクから手を離したウルフ准尉は、小さくため息をこぼすと、もう一つの装置に視線を向けていた。



*********



 城の内部では、親衛騎士団の騎士達や城務めの文官や給仕などが、庭や業務棟で発生した火災の消火にあたっていた。

影によって撃ち込まれた時限性の火矢は、その大半が石造りの壁や、何もない場所で燃え尽きた。

しかし、何本かは窓に飛び込んだり調度品に燃え移り、小火を起こしている。


 城の内部に居た人間がそれに気づき、必死に水をかけて消火活動を行っていた。

内部への侵入者が判明している現在、親衛騎士団は、主要な箇所の警備を厳重に固め、それ以外の人員を消火に割り振っている。



 その騒乱を横目に、文官の衣装に身を包んだ影は、静かに城の再奥へと進んでゆく。

すると後方から足音が響いてきて、素早く物陰に隠れた影はゆっくりとその足音の招待を確かめる。


 そこには、年若い影に背格好がよく似た騎士団員が、城の奥に向けて走っていた。

一介の文官がこのまま奥に進むよりは、騎士団の格好で伝令に化けた方が良いかもしれない。

そう考えた影は、こちらにも火が出ていると偽り、人気のない場所へその若い騎士を誘い出した。


 鎧や衣服を汚したくないと考えた影は、案内するふりをしながら自分に追従してきた騎士へ、太く長い針を突き立てる。

軽装ではあるが上半身を覆う鎧を着ていた騎士は、露出していた首筋に、突然針を突き刺され何が起こったか分からないうちに、意識が混濁してしまう。

そして一拍置いて、その体は激しく痙攣を起こし、やがて静かになった……






 リオンは、警急の鐘が聞こえてからすぐに事前対処計画に従って、行動を開始していた。

手早く無線のヘッドセットを装着し、予備の弾薬や最低限の医療品などを詰めたバッグを肩に担ぐと、グレースを部屋の外へと誘導した。

グレースの私室からそう遠くない位置にあるその部屋は、小さな明かり取りの窓に飾り格子をはめ込んだ外部と隔絶された安全な部屋だった。

異常事態が発生した場合、そこにグレースを押しこみ、事態が終息するまで、安全を確保する事が任務なのだ。


 この部屋の存在を知っているのは、極一部の王国首脳陣とウルフ准尉や本部のドリーだけだった。


 そして、後宮の奥まった場所にあるこの部屋は、警備の箇所からも外れており、無用な存在が近寄る事もない。

この部屋を設置するにあたり、事前に携行食料や飲料水が運び込まれており、ある程度の長さでも持ちこたえられる。


 無論、王や宰相など政治の中枢を司る人々は王の執務室で、厳重に警備を施されている。


まさにこのシェルタールームは、城内の混乱から隔絶された場所だった。


リオンは、内部から施錠を確認するとグレースに向き直った。


「非常事態につき、ご無礼をお許し下さい」



「それよりも、何が起こったか説明を……」



 少し乱れた衣服と耳にかかった髪を直しながら、王女らしく毅然とした表情でリオンに説明を求めた。

この部屋には、調度品らしき者はほとんど無く、王族が隠れ潜むには少々無骨な内装になっている。

それでも軍用の折りたたみベットに腰掛けたグレースは、その気品を失わず落ち着いた様子だった。



「現在、城内に侵入者が確認され、カマルク率いる軍勢が正門へと向かっています」


それを聞いたグレースは、僅かに顔を曇らせ小さくため息をこぼす。


「判りました……」



「城内の安全が確保されるまでは、こちらに居て頂きます」



 その言葉に僅かに頷いたグレースは、周囲を見回すとあまりにも殺風景な室内に呆れてしまう。

これからどのくらいの時間ここに留まる事になるのか判らないが、長丁場になりそうだ。

そして、本もなければ編み物や刺繍の道具もありそうにない。

しかし、それをこの状況で所望する程の厚顔さを、グレースは持っていなかった。


 すると、必然的に時間を潰せる相手は、自分の護衛であるリオンだけとなる。

そして人払いをするまでもなく、この場には二人だけだった。


「リオンさん、そういえば先程のお話…… 答えをまだ聞いていませんでしたね?」



 投げかけられた言葉に、扉の方向を見据えグレースに背を向けていたリオンの肩がピクリと跳ねる。

警護中であるリオンにとって、集中を乱されるこの会話は、妨げ以外の何者でもない。


まして、この場でグレースに何かがあれば白山にも累が及ぶ。



「任務中です…… 後にして下さいませ……」



短くそう答えたリオンは、無線で現状の推移について聞き耳を立ていた。




*********


 カマルクは、行く手を遮る二個のバリケードをどかし、兵達の足を早めさせる。



「最終警告だ…… これ以上接近すれば攻撃を開始する」


 その声は、カマルクだけではなく後続の兵達にも届いたが、指揮官が述べた言葉が優先される。

そして、その突撃は不意に訪れた衝撃によって、その行き足が止められてしまう。



 カマルクを先頭とする兵達は、突然進行方向の鼻先で発生した爆発に驚き速度を緩めるが、カマルクが声を振り絞り兵を鼓舞する。


「進め! これこそがまやかしによって、城の内部を惑わせている敵の策略だ!」



指揮官の言葉で、再び速度を早めた兵達は、正門へ殺到しようと走り始める。

その様子をじっと見つめていたウルフ准尉は、無線に向けて手短に言葉を発した。



「エクスレイ-1に停止の気配なし…… 警告射撃を無視した。 これより作戦を開始する」


 そう報告したウルフ准尉は、手始めに上空に向かって信号弾を打ち上げる。

赤い灯火と白色の尾を曳いて空高く飛翔する信号弾は、はるか遠くに見える城門近くや城下の只中でも、ハッキリと確認することが出来る。


それは、周囲に向けて作戦の開始を告げる合図であった。



「装置発火後に残敵掃討、射撃準備……」



 傍に控える部下達へそう告げると、ウルフ准尉はどっかりと石畳の床に座り込むと、暗視装置を跳ね上げ、装置の蓋を開いた。

そこには様々なスイッチとモニターが並んでおり、アンテナがそれに付随している。


 OD色の無骨なその装置を慣れた様子で操作する准尉は、電源が入ったモニターの光量に少し目を細めながらもその画像を凝視する。

モニターには迫り来るカマルク達が、赤外線画像によって鮮明に映し出されており、その姿は徐々に大きくなってくる。



「まだだ、引き付けてからだぞ……」


 自分に言い聞かせているのか、それとも部下を窘めているのか、小さくそう呟いた准尉はゆっくりと操作盤についているキーをひねった。

そして赤いランプが点灯した事を確認すると、スイッチの蓋を押し上げて、その上に指をのせた……



 監視装置を設置する際に、モニターへ透明シートとグリスペンで書き込んだ目印を凝視しながら、じっとその時を待つ。

次第に百名の兵士達が巻き起こす足音や、鎧のなる音が大きくなってきたが、ウルフ准尉はそれには目もくれず、モニターを凝視していた。


「IMPACT…… Now!」



 そう呟いた准尉が、スイッチを押し込むと通電のランプが点灯し、雷鳴のような激しい音が周囲に鳴り響いた。

パッと、一瞬だけ何かが光った後に激しい煙が正門前を押し包み、そして一拍遅れて轟音が鳴り響く。


 そしてウルフ准尉に率いられていた隊員達は、その雷撃が合図であったかのように射撃を開始した。

銃眼から覗かせたM240の銃口が激しく火を吹き、曳光弾が正門を目指していた兵達がいるであろう場所に向け、吸い込まれてゆく。



しかし、その銃撃は長くは続かなかった……


 何故なら、既に多くの兵達が最初の雷撃で事切れていた事が、次第に晴れてきた視界に浮かび上がったのだ。



「敵部隊の全滅を確認……」


 教会の尖塔に配置した部下の声が冷静に響き、ウルフ准尉は城壁に片足をかけ、眼下の光景に目を向けた。

そこには対人障害システムと、その構成要素である指向性散弾によって、ボロ布のように打ち砕かれた百余名の兵達が倒れ伏していた。


ある者は、散弾の直撃で腕が引きちぎられ、またある者は発火点に近く、全身に散弾を浴びており上半身が消し飛んでいた。


王宮へと続く緩い坂道で、兵達が密集していたのが仇になったのだろう。

指向性散弾だけでも十分な効果があったが、そこへ機関銃での追い打ちを喰らい、その場で無傷で立っている者は、皆無だった。





そう、カマルクを除いては……



 主の逸る気持ちが伝播したのか、存外に馬の行き脚が早く、僅かの差で殺傷圏内を通り過ぎたカマルクは、それでも衝撃で落馬し、そこへ馬が倒れこむ形で銃弾の嵐を生き延びていた。

愛馬の影からやっとの事で這い出したカマルクは、自分の足が折れている事に気づき悪態をつくが、何とか剣を杖代わりにして立ち上がると周囲を見渡す。


 後ろを振り返ったカマルクが先程まで自分とともに正門へと向かっていた兵達が、倒れ伏しているのが目に留まり、驚愕を浮かべる。

そしてこんな事を引き起こすのは、奴等しか居ないと思い至り、悔しさと怒りを滲ませる。


 鉄の軍団はリタに展開していて、不在のはずだ。しかし、こんな悪魔の所業を引き起こせるのは奴等だけだろう。


「姿を現せ!鉄の勇者! 貴様がこの国を乗っ取ろうとしている事は明白だ!」



 貴族の優位性とその責務を履き違え、その想いを歪ませたカマルクの言葉は虚しく夜空へと吸い込まれる。


「貴様に貴族としての矜持があるのならば、一対一の立会を……」



 その言葉は、長く尾を引く銃声によってかき消され、カマルクの体から魂が抜け去り、前のめりに倒れ込んだ。


その言葉を断ち切ったのは、ウルフ准尉だった……



「矜持だとか乗っ取りだとか、ゴチャゴチャうるせえなぁ……

俺達ゃ、軍人なんだよ。与えられた任務に従って粛々と殺すだけだ。


命令の枠から外れちまったら、そりゃ軍人とは言わねぇんだよ……」



 侮蔑するように、カマルクの躯を見下ろしたウルフ准尉は、些か危うい自分達の存在を思いながら、そう呟いていた。





 親衛騎士団と押し問答を続けていた城下のカマルク兵達は、そろそろ場内に入った頃かと中隊長が思案していた。

この後は、カマルクが王城を制圧して貴族派の賛同を得るまで、城下を固める大役が待っている。


 そう思い、親衛騎士団からの退去要請をのらりくらりと躱していたのだが、その状況が一変する。


王都のどこからでも見える王城に、突如として流星のような灯火と、白い尾を曳く火が打ち上げられたのだ。

それが打ち上げられた途端、これまで自分達を見張っていた騎士達が下がり始め、盾や槍を向け始める。


「何を血迷われたか! 我らは王都を守る為に来たのだぞ!」



 突然の変化に驚きつつも、少し時間が早まっただけだと柔軟に考えた中隊長は、数の理がある今の状況ならば、騎士団を打ち破るのは容易いと考えた。

部下の兵長達に視線を向け、目で合図した中隊長は襲撃のタイミングを伺っていた。



 しかし、その目論見は新たに現れた騎士団員を見て、俄に顔色を曇らせる。

その手にはAKMが握られており、その威力や精度について、訓練展示を見学していた中隊長は十分に理解していた。


 親衛騎士団に分配されたAKMは、その半数が元副官であった現第三軍団長のアレックスへと引き継がれ、その半分が騎士団の所有となっていたのだ。

普段は王宮の武器庫に仕舞われているが、緊急時には城の守りに使用される事になっている。


 だが、今回はその役割をウルフ准尉達が担っているため、銃隊の面々は城下へと秘密裏に配備され、こうして中隊長達へとその銃口を向けていた。



 騎士団の銃隊は、王都の直近に白山達の基地がある事も幸いし、これまで継続して訓練を受けている。

その為、他の部隊に比べてある程度の練度を保持していた。


 その銃隊の面々が、上空に向けて威嚇射撃を行う。

間近で鳴り響く雷鳴のような音に、カマルクの私兵達は身をこわばらせ、一斉に周囲を見渡した。


「大人しく投降しろ! 無駄な抵抗は身を滅ぼすぞ!」


 銃隊の指揮官からの投降勧告に、中隊長は一瞬だけ逡巡する。

それは間近に銃の威力を知っているからこその、躊躇いだった……


しかし、ここで自分達が投降してしまえばカマルク達の城へ向かった部隊が窮地に立たされる。


ならば、ここで主命を全うするまで……



 一瞬だけ、目を閉じて再び見開いた瞳に迷いは消えていた。

さっと、剣を引き抜きそれを振り上げた。



「皆の者、押し通るぞ!」



 訳も分からず敵対行為を取る騎士団に対し、困惑の表情を浮かべていたが兵達は中隊長の一言で生気を取り戻す。

命令があれば、敵が誰であろうが戦うのが兵士の本能であり、その殺気は見る間に膨れ上がる。


「突撃!」


 中隊長は、目下最大の脅威である銃隊に向けてその件の切っ先を振り示し、獲物を指示した。

雄叫びを上げながら五十メートル程先の銃隊に向けて、駈け出した兵達は次の瞬間にねじり倒された。


 広場にほど近い民家の屋根に、あらかじめ配備されていた銃隊の半分が射撃を開始したのだ。

百メートル近く離れており尚且つ夜間という事もあり、地上で投降を呼びかけていた銃隊に意識が向いていた為、その存在を気取られる事は無かった。


 そして地上の銃隊も、号令とともに射撃を開始する。

その一方的な射撃は、それぞれの銃士が一弾倉を撃ち切るまで続き射撃終了後には、漂う硝煙と血煙によって静寂を取り戻す。




こうして、カマルクの私兵二百名は、数時間のうちに鎮圧された……



ご意見、ご感想お待ちしておりますm(_ _)m


追記

指向性散弾と対人障害システムの記述はフィクションです。


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