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友達の存在...  作者: りす君
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friends8:恋する乙女。

今回はもう一人のヒロイン、潮見麻衣の話。

高萩君、ホントに来てくれるのかなぁ…。 正直、不安だ。




あれから高萩君は、サボっている所を先生に見つかって強制連行。 でも高萩君は、部屋から出ていく時にニッと笑っていた。 きっと、あたしを安心させようとしてたんだと思う。ホント、優しい人…。


って…、あれ? あたし、もしかして…高萩君の事…。


そっ、そんな訳ないよね、アハハ…。




…えっ?! 嘘でしょう?




あたし、本当に…こっ、恋してる?!




まさか…ね。




嘘だって思いたい。


だって中学時代、あんな事が起きたから[恋なんてしない!]って誓ったのに。 恋するなんて…。嘘って思う度に胸が苦しくなるあたし。これは隠せないかも…。


でも、彼は千駄木さんと結構良い感じだし…。

今、あたしが告白しても、叶わぬ恋で終わっちゃう…。


あたし…、一体どうしたらいいの?


高萩君に気持ちが伝わらないのは嫌だし、今の関係が終わっちゃうのも絶対嫌なの!


高萩君は、あたしの大切な友達なんだよ? 高萩君は、あたしの大…切…な…とも…あれっ?

何で…、何で…、あっ…あれっ? あたし…、何でこんなに苦しいの?




潮見:

「うっ…、ひっく…、うわぁーん!!」




自分の気持ちに背いていたから苦しくて、苦しくて、ついに堪えきれなくなったあたしは、声を上げて泣いてしまった…。


でも、泣いたから自分のホントの気持ちに気付けた。




あたし…、高萩君の事が好きなの。 大好き! だから、ずっと彼の側にいたいんだ。




あたし…、今度こそ本気で人を好きになって良いよね?


もう、後悔したくないの。

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