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女性は「浮気」をしない。

作者: ムクダム
掲載日:2026/10/31

 なぜなら、女性の心変わりはいつも「本気」だからである。

 もしも、あなたの彼女や妻が別の男性(男性以外の場合もあるが)に靡いたとしたら、潔く諦めることだ。間違っても、いつか自分の元に帰ってくるはずだなどという期待を持ってはいけない。仮に戻ってきたとしても、女性の気持ちは本音のところであなたとは別の方を向いている。

 

 精神年齢という面で、女性は男性より早熟だし、その差は一生涯においても埋まることはない。その一番大きな理由は、人類で腹に子供を宿すことが出来るのが今のところ女性だけであるという点にある。

 子供を産むという機能に由来する様々な事象が、女性に生物としての切実さをより多く与えることになる。女性は男性よりも生きることに必死にならざるを得ない。身体機能の違いが、精神面にも大きな差異をもたらすのである。

 男子生徒は怪我や風邪を引いていない限り体育の授業を休まないが、女子はそうでない理由で体育を見学するのである。サッカーボールを追いかけるのに夢中になった男子は、なぜ女子が体育を見学しているのか理解できない。知識として知っていたとしても、その感覚を理解することはできない。そこに生まれる一生埋まることのない溝、それを男女の違いと言う。


 女子の夢は早々に具体性を帯びた目標へと変わるが、男子の夢はいつまでも夢のままであることが多い。幼い女の子がお花屋さんになりたいと語る横で、男の子は大きくなったらウルトラマンになると豪語する。小学校に上がるまで、いつかウルトラマンタロウになれると本気で信じていた私が言うのだから間違いない。今でも可能性はゼロではないと思っているが。

 片や現実に存在する職業、片や空想の産物である。この如何ともし難い断絶。これぞ男女である。男と女は決してお互いを理解できない。それは生物として決まっていることなのだ。


 女性は男性よりも現実的な思考をする、言い換えれば賢い生き方をする。その賢い女性が浮気などという一時の気の迷いを起こすだろうか。男は夢見がちであるから、欲求に負けて一時的に別の女性を愛するということは十分にあり得る。

 しかし、女性の選択一つ一つは男性よりも重い。一挙手一投足が先を見通し、何が利益になるかを吟味した上での行動である。浮ついているように見える言動も、根底の部分では緻密な計算がなされていると考えて間違いない。

 アイドルに熱狂する女性たちの、隙だらけのようで、その実、計算尽くされた行動を見よ。ああいった女性たちを夢見がちで、付け入りやすい存在だと思っていると痛い目を見ることになる。

 男はアイドルとお近づきになれるかもしれないという、およそ現実的でない期待を持ちながらアイドルを応援するが、女性はその点、現実的である。アイドルは自分の生活に活力を与えてくれる存在であり、それ以外ではないと割り切っている。

 そして、付き合う男性を選ぶ基準は、共に生きる上で都合が良いかという点に尽きる。経済力、生活力、家族構成、女性を尊重する性格をしているか(ただし、自分以外の女性を尊重するのは減点対象)など様々な項目があるが、ベースとなるのは自分の生存に利するかどうかである。


 そんな女性が、である。一度選んだ男性から他の男性に心を移すとしたら、それは紛れもなく、冷静な計算に基づいた本気の選択であると考えるが自然である。

 加えて、女性は間違いを認める度量を持っているので、相手を乗り換えること自体には抵抗がない(この点、男は間違いを認めるのに強い抵抗があるので未練がましくなりがちだ。言い訳を考えつく頭については女性のそれを凌駕すると言って良い)。

 女性に限って言えば、一時の気の迷いなどはあり得ない、ということを男性は胸に強く刻んでおく必要がある。男にできることと言えば、自分の受けるダメージを可能な限り抑えるために、早々に身を引くことと、新しい相手を見つけることだけである。よりを戻そうとするのは愚の骨頂である(そのために不幸な事件も起こっている)。

 

 デートの帰りに振られたことを反芻しながら、こんなことを考えてしまった。早く未練を断ち切らねばならないが、いまだにその時の光景、心情が夢でフラッシュバックするから困ったものである。終わり



 

 

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