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第二章同居人前半…

前回はどうだったでしょうか?

語彙力が全然無い俺にとっては小説を書く事は無理だと思ってましたけど

結構楽しいので続けてみる事にしました。

それでは第二章前半を見て楽しんで頂けたら俺はそれで満足です。



次の日の朝、まだまだ降り続ける小雨が、部屋におぼろげながら響き渡る。


『もう朝か…』


俺はまだ、重たい(まぶた)を無理矢理抉じ開けてそう言った。

時刻を見てみると午前6時30分・・・俺はもう一度寝ようとすると


『あ、おはようございます柳田さん』


と言う声が聞こえてくる。


俺の隣には起きたばかりの望ちゃんが居た。

望みちゃんが、眠そうにしながらそう言った。


その姿は滅茶苦茶可愛かった。

俺が生きていた中で一番可愛いものかもしれない。


そんな邪念を振り払いつつ俺は望ちゃんに言った。


『ああ、おはよう望ちゃん』


すると望ちゃんはもう一度眠そうな声で


『おはようございます』


と言った。


その顔を見たら、自分の顔が少し赤くなったので、それを誤魔化すように


『よーし!! 飯でも作るか!! 』


と勢いよく立ち上がった。


すると望ちゃんは少し慌てたように


『あ、私も手伝います! 』


と言ったが俺は


『いや、いいよすぐ出来るから少し待っててね。それまでそこのちゃぶ台までにも座ってて』


と言って、朝飯を作りに台所まで歩いて行く。


台所に立ち、何を作ろうと考えながら冷蔵庫の中を見たら、卵、ウィンナー、ほうれん草があるから

今日の朝ごはんは、ほうれん草の玉子とじウィンナー入りを作ることにした。


俺の家族は、母親が料理が苦手であり、父親は単身赴任、姉は料理はおろか家事だって出来ない人だ。

だから俺は家族の中で一番料理が出来ると確信している。


そんな事を思っているうちに料理が完成する。


俺は望ちゃんの座っている所まで、料理を運んで行く。


『はい、お待たせ、出来たよ』


『あ、ありがとうございます』


望ちゃんがモジモジしながらそう言った。

まだ緊張しているのかわからないが、望ちゃんは未だ少し落ち着かない様子だ。

そりゃ俺だって、未だに幼女が自分の家に居るなんて、信じられない…


その後、俺達はちゃぶ台に箸やら茶碗やらを並べてようやく食事が出来る形になった。


そして、二人で合掌して


『頂きます!! 』


と声を合わせて食事に取り掛かった。


『あ、このほうれん草の玉子とじとても美味しいです!! 』


そう言って望ちゃんはモグモグと食べ進んでいく。


『そうか、それはお気に召して何より』


俺はそう答えた。


そんな姿を可愛いらしいと思うと、昨日の言葉が忘れられなかった。

『あのまま放って置いてくれれば、死ねたのかも知れないのに…』

未だになんで望ちゃんがあんな言葉を言ったのだろうかと、疑問が膨らんでつい聞いてみたくなる。

が、俺はそんな疑問をふりはらって思った。


うむ、やはり今日も良い出来だ、俺実は料理人になれるんじゃないか!?

と阿呆な事を思いながら自分の料理に手をつけていく。


ようやく食事が終わり、二人で合掌して食器をおぼんの上に乗せて流し台に流した。

俺は食器を洗いつつ、望ちゃんと他愛も無い話をしていた。


『そういや望ちゃん。俺には姉貴が居るんだけど、その姉貴がダメダメでさー…』


俺がそういうと


『へぇ、どんな風にダメなんですか? 』


と望ちゃんが頭にはてなマークを浮かばせて可愛い顔でそう言った。


『そりゃもう、家事は出来ないし、性格は乱暴だし、だらしないし、困ったもんでさぁ…』


俺は呆れながらそう言うと、望ちゃんも少し困った反応を示していた。


そのとき――!!


ドンドンドン!!


と大きな音が部屋中を満たした。


なんだろうと思うと、誰かがドアをノックしたみたいだった。


『はーい、今開けますー』


と言ってドアの覗き穴を見てみると…


―――――っ!?


そこには、なんと母親と暮らしていたと思われた姉の姿があった!!!!!


『将ー開けてよーお腹空いたよー』


そんな事を言いながら姉は必死にドアを叩いていた。


『ばっ、馬鹿!! なんで居るんだよ姉貴!!!! 』


俺は慌ててそう言った。


『お姉ちゃんに向かって馬鹿とは何よー早く開けないとこのドア壊しちゃうよー』


言い忘れていたが姉貴は空手、合気道とあらゆる格闘技を完璧に取得していた。

それでも俺は、たまに姉貴に切れて喧嘩を売るのだが、その結果は物凄く悲惨な結果に終わっている。

まぁ語ると物凄く恥ずかしいのだが…


そんな事を思っていると、とうとう俺の帰りが遅かったせいか望ちゃんが痺れを切らして出てきた!!


『柳田さん誰なんですかー? 』


なんというタイミング!!


俺は何とかしてこの状況を説明したいのだが、いかんせん姉貴が近くに居るから極小声で言った。


『(ちょっと今姉貴が来たから少し待っててくれ!!!! )』


だがそんな思いも虚しく望ちゃんには聞こえなかった様だ。


『え? なんて言ったんですか? もう一度言ってくれると助かるのですが…』


そんな事をもう一度言うチャンスなんてもう…無い!!


だから俺はもうこの手段しか無いと思った!!


『あ、あのー姉貴ー。ちょっと部屋散らかってるから少し待っててくれるかな? 』


『何よー、前は少し散らかってても全然平気だったくせにぃ…!? …あんた今何か隠してるでしょ!? 』


『か、隠してねーよ!! 』


『い~や、絶対なんか隠してる!!と言うかさっさとドアを開けなさい!!さ~も~な~い~と~…』


やばいこれは姉貴が切れる5秒前!!俺は咄嗟にドアから離れて望ちゃんの手を掴んで奥の部屋に行こうとした!!


それを望ちゃんはびっくりしたかの様に


『ちょ、ちょ何をするんですか!? いきなり!! 』


まぁ男にいきなり手を掴まれて、びっくりしない女の子は居ないだろう。

だが俺には、それすらも考える余地は無かった…


『悪い。今姉貴が来ていて、流石に望ちゃんが居るとマズイと思うんだ。だから少しの間隠れててくれるかな? 』


俺は足早にそう言うと望ちゃんは


『それはわかりましたから、早くその手を離して下さい!! 』


『いや、良い隠れ場所があるんだ。案内しないと!! 』


俺はそう言ったが望ちゃんは


『だから!! 手を離して下さい!! 』


流石にそこまで言われると、心にグサッと来るものがあるのだが今はそんな事を思っている暇は無い!!


『悪い。じゃあこの押入れに隠れてくれないかな? 』


『えっと、ここに入れば良いんですよね? 』


俺たちがそんなやり取りをしている時に


ドゴーン!!!!


という爆音が、埃が舞うと同時に、部屋中に響き渡った。


姉貴がとうとう痺れを切らしたらしい…

望ちゃんが押入れに入ろうとしていた時姉貴は…

―――すでに、俺の隣に立っていた!!

姉貴が何か構えている!?

その構えは敵を一瞬で片付けてしまいそうな、とても神々しい姿だった。

やばい…ヤられる!!俺はそう思って目を思いっきり閉じた。


……だけどいつまで経っても、ヤられると思っていた気配は無い。

それどころかさっきまで感じていた夥しい(おびただしい)程の殺気が消えている…

俺は恐る恐る目を開けてみると、姉貴が倒れていた!!


俺は一瞬心配して、姉貴に近寄ったが、突然『グゥー』と、言うマヌケな音が聞こえてくる。

そういえば、姉貴は腹を空かして俺の家に来たのだ。

俺は呆れ笑いをしながら姉貴の分の料理を作りに取り掛かる。

作るのは俺と望ちゃんが食べたほうれん草の卵とじウィンナー入りを作った。


俺は一息ついて時計を見てみると、8時10分であった。

俺は、ヤバイと思って急いで支度をする。


しかし、望ちゃんはどうしよう…このまま置いて行っていいものやら、しかも姉貴が居るし、最悪の状況だった。

しかしここはほんの少しでも心優しい姉に期待をしつつ、俺は学校に行く支度を終わらせて


望ちゃんに


『行ってきます』


と伝えた。


すると望ちゃんは焦った様子で


『あ、行ってらっしゃいませ。あ、あの、柳田さんのお姉さんをどうしましょうか? 』


『適当に起きたら飯食わしといてくれれば助かる、後昼ごはんは冷蔵庫に入れて置いたからお腹が空いたら食べると良いよ』


そう言って俺は学校に出かけた。

どうだったでしょうか?

楽しんで頂けたでしょうか?

前よりかは描写を細かく入れたつもりですけど多くなったのかな?

よかったらまたアドバイス下さい!!

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