表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦闘によって身体が骨化する病を患ったので、できるだけ戦わないで勝ちます  作者: 紡雪


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

12/20

第12話 伝説の鍛冶師

ある場所にて────

豪華な椅子に三人、さらに豪華な椅子に一人はフードを被って座っている。


「おいおい、”滴位”が一人、”夜冠”も一人やられるなんてどういう失態だ?まだまだ、新入りだし、夜冠としてはふさわしくなかったんじゃないか?」


一人が男性の声で肘を机に置いて文句を言う。



豪華な椅子に一人座るフードを被った男は嘲笑う。



「相手も強かったでは済まされませんよ。夜冠の威厳が落ちる。」


女性の声で淡々と答える。



「それにしても、冥王代の剣まで相手の手に渡った訳だね。いいの?──それに目的の宝玉も手に入れられてないし.....」


先程の女性とは違う女性の声


「問題ないよ、あの冥王代の剣にはマーキングをしてある。それに、彼女一人で”あいつ”の強さをある程度知れたのは、かなりの収穫だ。もう一つの古代の剣も防衛軍側が宝玉から剣に変えようとしている。都合がいい────」


「───同時に奪いに行けばいい。」


二つの古代の剣も────

防衛軍の奴らの命も────


そうして席から立ち上がる男のフードには、”何もマークはなかった”

いや───”黒い雨のマーク”が、黒いフードと同化して見えなかっただけだった。



「次は〜ムムシカ」


列車から降りた芽依は激怒する。


攻撃特化部隊にて──


「ムムシカは山脈だ。遠いから汽車で向かえ。」


「山脈ってことは、骸は無理じゃないですか!」


そう言う三條に芽依は聞く。


「大丈夫だ。観光地的なとこで、道は整備されている。」


そう言われて来たけど..........


「あの隊長大嘘つきじゃん!!!」


子供っぽいといったことに対してのお返しなのかもしれない。

駅の周りはド田舎で、観光地どころか誰といない。そして肝心な山はみちは整備されていなくて、険しくそびえ立っていた。


「とりあえず登るしかないか」


うだうだ言っていてもしょうがないので、登ることにした。


「骸、足の負担は大丈夫なの?」


激しい坂を登っている最中に、芽衣は骸のことを心配する。


「なんとか大丈夫だ。」


山を登ってしばらく、休憩を取ることにした三人は話をしていた。


「今のところノクスレインの影もないな。」


警戒しているナノオシに対して芽衣は身体を伸ばしながら


「むしろ自然豊かでここはとても空気が美味しい。」


「今日は、あんまり人がいないだけで実はほんとうに観光地なのかもな〜」


骸はそう思えるほどに、この山と自然を美しく感じていた。

休憩を終えた三人は再び山を登り、そして───────



「着いた〜!!」


芽衣は嬉しそうに山を登りきる。そして目に入ったのは山の頂上の平らな地形に建てられた一軒の”和風の家”だった。


「こんな所に和風の家?」


「何か悪いかのう?」


思わず声をあげる骸に聞きなれない声が返ってくる。

後ろを向いても横を向いても誰もいない。三人は声の主を探している中、突然────


コボッ!!と、”岩”でゴツゴツとしている地面から手が生えてくる。


「キャーーー!!!」


絶叫を出して骸の後ろに隠れる顔を青ざめた芽衣。


気づけば出てきた手は地面に手を付き、そのまま”腕”そして、顔が出てきた。

その顔はご老人の顔で


「引っ張ってくれんかの.....」

と弱々しく言った。


ナノオシが、その人物の手を掴み、引っ張る。

「いてて、」といいながら救出されたご老人は改めて見ると、


「───そうか、古代の剣か。」


引っ張り上げられた直後、その人物はそう呟く。


「....なんでわかったんですか!?」


「それぐらいしかこんな”田舎”に人は来ない」


その言葉に三人はガクッと顔を落とす。


「わしは”エインソード”お主らも古代の剣を?」


それに対して三人もそれぞれ自己紹介をする。


そのまま家に招待される。


「エインソードさんに他にも古代の剣を頼みに来た人がいるんですか?」


芽衣が聞くと


「ほっほっ..極たまにのぅ。」


「..もしかしてその中にフードを被った人はいませんでしたか?」


その骸の質問には意外な答えを言う。


「おぉ〜常連客の方じゃのぅ〜」


「え?何度も来たんですか?」


骸は驚いて聞く。それは驚く。あのノクスレインがここの常連客だったのだ。


「うむ。脅されてな」


「え!?大丈夫だったんですか?」


「そんな奴らの言うこと従う必要ないのに..!」


「いいや、そこに古代の遺物があったから、わしは剣を打つしか無かったのじゃ..」


「ところでお嬢さん、古代の剣を作るのにも条件がある。」


エインソードが芽衣を指さす。


「一つは、最近この下にある集落の人々を襲う”剣を持ったカワウソ”の鎮圧化じゃ。」


「二つ目は、剣に必要な素材であるものを二つ持ってきて欲しいのじゃ。一つは古代の果実。」


「必要な素材のもう一つは?」


という骸の質問にエインソードは


「帰ってきたら教えるわい」


と答えた。



古代の果実はこれじゃ、とイラストをもらった。


「分かりました!!」


芽衣は元気よく返事をして三人はエインソードの家からでる。


「まずはどっちの条件からこなす?」


「人が襲われるなら、カワウソの方を先にしよう」


ナノオシに骸が言うと芽衣も賛同する。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ