7/24
Episode7 突然の銃撃
午前6時00分。まだ夜は明けていない。
オレたちオニBAS小隊は人工島で救助活動を、
消防のレスキュー隊に任せ、
連絡橋の『虹色橋』を渡っている途中であった。
バァーン、バァーン、バァーン。
突然、三発の銃声が響く。
「危ない、伏せろ!」
小隊長が大声で指示を出した。
「各員、まだ撃ち返すなよ」
「何で反撃しないのですか」
と、女性隊員の安斉セイラが、
伏せた姿勢まま言ったが、
「小隊長、敵は海上の船から撃ってきます」
小隊の一人が報告した。その言葉を聞いて、
オレがライトで海面を照らすと、
軍用艇ではなく、釣り船が見える。
それを見た小隊長が呟いた。
「彼らは反政府の民間人なのか?」
その釣り船には三人の男が乗り、
猟銃を所持しているようだ。
「今度、撃ってきたら撃ち返せ」
小隊長は命じたが、
釣り船は、そのまま海上を走り去った。




