6/24
Episode6 人工島の風
午前5時00分。オレたちは暗闇の人工島で、
次々と瓦礫を撤去して、負傷者を救助した。
だが、瓦礫の下には、
「何という大惨事なんだ」
数多くの死体が埋まっている。
「糧食が届いたぞ、とりあえず、急いで朝飯だ」
小隊長が命じて、
オレたちは戦闘糧食を受け取った。
女性隊員の安斉セイラとオレは、
「本当に、とんでもない事態になったものね」
「ああ、昨日までは想像もできない出来事だ」
そんな会話をしながら、
バランス栄養食を口に運ぶ。
「寒いから、カップラーメンが食いたいな」
「アンタさぁ、こんな状況で食欲があるの」
女性のセイラは犠牲者の遺体を見て、
食欲をなくしているようだ。
「オレたちは軍人だ。あまりナイーブなるなよ」
その間も、続々と救助艇が人工島に到着して、
「さあ、急いで負傷者を救助しろ」
と、消防のレスキュー隊員たちが上陸して来た。




