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Episode15 大型無反動砲
午後2時00分。オレと女性隊員の安斉セイラは、
ビルの谷間に隠れて、
アグレッサー戦車部隊を待ち伏せた。
「もうすぐ、そちらに1個小隊が向う」
小隊長の声が、
ヘッドフォンタイプの無線通信機から聴こえた。
その直後、
ギャラ、ギャラ、ギャラ、ギャラ。
と、音を響かせて、4両の戦車が直進して来る。
オレは大型の無反動砲を構え、セイラが、
砲弾を装填した。
「装填よし」
その声を確認してから、照準を合わせ、
「撃つぞ」
と、トリガーを引く。
ドガン。
発射音が響き、砲弾が一直線に飛んだ。
バゴオオォォーン!
直撃。1両の戦車が爆発炎上する。
だが、他の3両が、
ギゴオ〜ン。
こちらに砲塔を向けた。
「逃げろ!」
オレは叫び、セイラと二人、
全速力でビルの谷間を駆け抜ける。
ドガアァーン。
後方で戦車砲が炸裂した。




