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Episode1 午前零時の非常呼集
20X5年12月25日。午前0時00分。クリスマス。
日付が変わったと同時に、オレのスマホから、
非常呼集の呼び出し音が鳴った。
「なんだ」
少し微睡んだところを叩き起こされたのだが、
ベッドで恋人の沙織とイタした後のことだった。
「最中じゃなくて良かったわね」
裸で寝転ぶ沙織がイタズラっぽい表情で微笑む。
オレは身支度を整えながら、
「ゴメン、今から基地に戻る」
と、沙織に告げた。
「でも非常呼集って何があったの」
「それは、オレにも分からないよ」
兎に角、オレは一刻も早く、
基地に戻らなくてはならない。
「じゃあ、行ってくるよ」
軍の非常呼集の場合、近くの交番まで行けば、
パトカーで基地まで送ってもらえる。そして、
交番で勤務していたのは高校時代の後輩だった。
「あっ、先輩じゃないですか」
彼はオレが軍人だというこも知っているはずだ。




