第十二話:巨デブのむにむに掃除大作戦
登場人物
•夏目 圭介:巨デブ専門の飼育員(26歳)
•大井川 狸吉:同僚の飼育員(30歳)
•神田 ヘキサ:ペットショップの店長(40歳)
•巨デブ:人語を解する珍獣
ペットショップ 店内
(ある朝、ペットショップが開店準備中。夏目が店内の掃除を始めようとすると、巨デブがケージから出てくる)
夏目 圭介 「おい、巨デブ。今日は大掃除の日だぞ。お前も手伝えよ」
巨デブ 「ぶひぃ? そうじぃ? ぼくも…やるのぉ?」
大井川 狸吉 「おお、いいね! 巨デブのむにむにで埃でも取れよ!」
(巨デブ、目をキラキラさせて掃除に参戦。だが、安定の愚かさが早速発揮される)
巨デブ 「ぶひぃ!みてぇ…ぼくもぉ…おそうじするよぉ!」
(巨デブ、贅肉をぷるぷる揺らしながら床に寝転がり、むにむにボディでゴロゴロ転がる)
夏目 圭介 「…お前、何だその掃除! 埃取るどころか拡散してるぞ!」
大井川 狸吉 「いや、でも見てみろ。きんたまが床磨いてるみたいでピカピカじゃね?」
(確かに、巨デブのきんたまが床に擦れて、謎の光沢が出始める)
巨デブ 「ぶひぃぃ…きれいだよぉ!ぼくのきんたま…すごいでしょぉ!」
神田 ヘキサ 「…お前ら、何だこのバカバカしい光景。掃除が進まねぇだろ」
———
(その後、掃除が進まず、巨デブがさらにエスカレート。棚の埃を取ろうと贅肉を押し付ける)
巨デブ 「ぶひぃ! ここもぉ! むにむにぃ!」
(だが、贅肉が重すぎて棚がガタッと傾き、商品が床に散乱。)
(ドンカラガッシャーン!!)
夏目 圭介 「おい! やめろ! 掃除どころか店ぶっ壊す気か!」
巨デブ 「ぶひぃぃ!? ごめんなさいぃ! ぼくぅ! わるいこぉ!?」
(巨デブ、泣き虫発動で目を潤ませ、脂汗ダラダラでケージに逃げ込もうとする)
大井川 狸吉 「おいおい、泣くなよ! お前は悪くねぇ…いや、悪いか!」
(そこへ、常連の子供たちが来店。散らかった店内と泣く巨デブを見て大興奮。)
子供A 「わぁ! 巨デブくん、掃除してたの!?」
子供B 「きんたま、ピカピカだね! かっこいい!」
巨デブ 「ぶひぃ…? かっこいいぃ…?」
(子供たちの言葉に、巨デブの涙がピタッと止まり、得意げに胸を張る。)
巨デブ 「ぶひぃ!ぼくぅ…おそうじしたんだよぉ!えらいぃ♡?」
夏目 圭介 「…えらいわけねぇだろ。店がカオスだぞ」
———
(結局、子供たちが「巨デブくんと一緒に掃除したい!」と参戦。巨デブはむにむにボディで子供たちに転がされつつ、きんたまを擦って床を磨く)
子供A 「わぁ! むにむに気持ちいい!」
子供B 「きんたまでもっとピカピカにして!」
巨デブ 「ぶひぃ! がんばるよぉ♡」
(店員たちは呆れつつも、子供たちと巨デブの楽しそうな姿に苦笑い。)
大井川 狸吉 「なぁ、これ…掃除より遊んでるだけじゃね?」
神田 ヘキサ 「…まぁ、客が喜んでるならいいだろ。結果オーライだ」
夏目 圭介 「結果オーライじゃないですよ! 俺が片付ける羽目になるんですから!」
(巨デブ、子供たちに囲まれながら「ぶひぃ♡ だいすきぃ♡」と幸せそうにむにむに。ペットショップの日常は、今回も巨デブの愚かさと愛らしさでゆるく続くのであった——)