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Ⅲ.不穏

2025/02/06 13:00




   どうやらこの事件の犯人は大和田先輩たちを刺したピエロだけじゃないみたいだ。


 避難していた時にはまだ前の方が騒がしかったし、タワマンの壊れた階から私達を覗くように、紫のスーツを着たピエロがこっちを見下ろしていた。確かに紫だったろう。また、サイレンの音も尋常じゃなく、1人や2人では出せない被害だと感じた。


 警察の方から聞いた話によると、これは無差別殺人テロ事件で、おそらく主犯格はその場にはおらず、そのグループのメンバー、支持者が上からの命令により行ったテロ行為だろう。

さらに詳しくすると、その場に居合わせた犯人は計9人で、後方に2人、左右に2人で前方に4人、それと指示役で1人だ。そこで一つ疑問に思う。

「その人たちは全員同じ格好ですか? メイクも 服も」

 すると、警察は答える。

「ああ、そうだよ」

「指示役はどこで見つかりました?」

「カウントダウン表があった、爆発したビルの“隣”の建物の、一階かな?」

「あのビルにはいなかったんですか?」

「そうだねぇ。爆発したビルにはいなかったようだ。」

「まあ、あのビルが一番最初に、一番多い人数で捜索してるからな。爆発したのは、最初からしくんでたんじゃないかなぁ。、、、それがどうした?」

「いや、、、避難する前にあのビルの爆発した所から、紫のスーツを着たピエロの野郎がこっちを見下ろしてたんです。」

 すると警察の方は不思議そうに、

「うーん、、、見間違えってのはない?」

 俺が首を横に振ると、

「そーかぁ、まあ、そのビルから、隣のビルに移動したっていう可能性もあるし、」

「いやでも、隣のビルで見つかったのは、“赤いスーツ”ですよね?ボクが見たのは“紫のスーツ”だったんです。」

そう口を挟むと、

「スーッ、そうは言ってももう捜索の連絡は来てるし、捜索のエキスパートたちだからねぇ。見逃すって可能性はかなり低いんじゃないかなぁ。」

 そうですか、、、。そう怪訝そうに答え、自分の手を眺める。

     ―あの時もっと早く助けに行けていれば

    、、、助けられたかもしれないのに―

 自分の手を強く握りしめる。このまま後悔が胸に残ると宮沢たちといつものように話せるだろうか。

 だから、「みんな死なずに済んだ。」「宮沢たちが早急に処置されただけでもよかった。」そう言い聞かせる。それでも、こんな余念が浮かんでくる。

          「もっと自分に勇気と力があれば、、、」











                        To be continued...






 はい、いかがだったでしょうか。


 ちょっと区切りがうまくいかなくて、変な感じになってしまいましたが、とりあえず投稿出来ました。

 まあここで一幕降りた感じです。次からは後日談編?的な感じになるので。しばしお待ちを。

<雑談>

→最近ザファーストテイクで私の好きな「神聖かまってちゃん」の、「ロックンロールは鳴り止まないっ」が出て、めっちゃ嬉しいです!みんなも是非見てほしい♡

 ということで皆さん、  adiós!

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