表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/17

9

もう可愛いな~

ずっと見ていられる!!!



「もしかして愛称で呼んでいただけるのですか?…でしたら、嬉しいです!……アレクサンダー様のことも愛称で呼んでもよろ「ヴィー!!!!」



「………!」



もう!今良いところだったのに!

お兄様ね!!



ヴィオラが振り向くとエリックが必死に走って近づいてきた。



「はぁ、はぁ…。」



エリックは呼吸を整え、アレクサンダーに向かってお辞儀をした。



「…随分慌てて来た様子だな。」



「えぇ。本当はもっと早く来たかったのですけどね。」



「来るとは思っていたけれど、早すぎよ!もっと遅くて良かったわ。もう!良いところだったのに!」



「良いところって……僕のことからかったのか?!」



アレクサンダーは羞恥心で顔を赤くしながら怒り出した。



「そうです。それに、殿下がヴィーと呼ぶには早すぎます。」



「早くないわ!お兄様だって、うちに来た頃、仲良くなる方法は愛称で呼ぶことだって言ってたでしょ?」



「…それは!!」



「私とお兄様も仲良くなったんですから良いですよね?」


ヴィオラはエリックに詰め寄った。


「………でも、「いいですよね?」



「……あぁ。」



ヴィオラはにやっと笑い、アレクサンダーの方に向き直った。



「ということですので、アレクサンダー様、私のことをヴィーと呼んでくださいね。」



「…わかった。僕のことは…その……アレクと呼んでくれ。」



可愛い!!!!どんどん声が小さくなっていくところとか!

恥ずかしいのに頑張った姿が可愛い!!

あぁ、もう抱きつきたい!!!!



「アレク様…。ふふっ。アレク様と婚約できて嬉しいですわ!これから宜しくお願いしますね。」



これでもかっていうくらい満面の笑みをするヴィオラをみて、



「「可愛い」」



真っ赤な顔のアレクサンダーとエリックの心の声がハモった。




「ははっ。今日も殿下は見ていて飽きないな。」


一部始終をみていたフランツは、にやにやしながら王妃のところへ報告しにいった。




更新が遅くなり、すみません。

ブックマークありがとうございます。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ