表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/17

帰りの馬車では、お父様に殿下の機嫌を損ねたことについてグチグチ言われ、


お義母様には


「いくら可愛いからと言って男の子に可愛いはダメよ。」


と笑顔で言われた。


私の母は、私が3歳のときに流行り病で亡くなり、6歳のときにお父様がお義母様と再婚した。


お義母様には連れ子がいる。私より4歳上のエリックお義兄様だ。


お義兄様は金髪カールヘアーにグリーンサファイア色の目、アレクサンダー様とはまた違った美しい顔だ。前世の私ならよだれを滴ながら愛でただろうが、今の私はお義兄様よりも年下なためアレク様に会ったときの気持ちとはまた違う。とはいいつつもめためた美しい顔なので毎日特等席で拝めるので、とても幸せだ。



乙ゲーとかでは、お義母様といったら 性格が悪く虐める人が多いが、

私とお義母様、お義兄様の関係は良好だ。


特にお義兄様はというと私の隣で


「あんなくそ生意気なやつとは婚約しなくていいよ。僕が公爵になったらヴィーのことを養ってあげるからずっと家にいていいんだよ。」


と賢いのに残念な程シスコンだ。

こんなことを言うもんだからお義兄様もお父様から小言を言われている。



あぁ~それにしてもアレクサンダー様可愛すぎたな。

ここはやっぱり前世で流行ってた乙女ゲームの世界とかだったりするのかしら?

私はどんなポジションかな。

王太子の婚約者だから悪役令嬢かヒロインね。


ちなみに私が前世を思い出したのはお母様が亡くなったときにあまりのショックに倒れてしまったとき。

もしかしてこれって流行りの異世界転生?と思ったけど、この世界は私の知ってる小説やゲームの記憶にはない。


アレクサンダー様に会ったときに確信した!…これは私が死んでから出たやつだな。だって完璧好みの容姿、生意気なショタが出てくるのに私が知らないわけないから!くそー!!


でも、せっかく自分の好みのショタに出逢えたんだから楽しまなきゃ損よね!!


次はいつ会えるのかしら?


まだ続くお父様の小言を聞き過ごしウキウキしながら帰っていった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ