その1 コメディーであるにもかかわらずこれはないだろ
「婚約者ァ!?」
昼休み、俺はいつも風我とメシを食う
そんときついてきた西本さん、2人に関係を聞いてみた。
そしたらなんか
「婚約者だったんだ…」
婚約者!?コンヤクシャ!?将来、結婚することを誓った仲だぁ!?
「父さんはお前をそんな子に育てたおぼえはないぞ!」
「そだてられたおぼえもないぞ」
くそぉ、うらやましいったらありゃしない!
「なんだか御神くんって面白い人だね。」
おぉ…笑ってらっしゃる!この俺のことで!
「話を戻すぞ。」
「俺は結婚のことを親にきめられたくなかったんだ。それで婚約を解消して、今の関係は元婚約者ってこと。」
今は婚約者じゃないのか…よかった。
でも西本さんのほうはわざわざ転校してきたぐらいなんだから未練タラタラじゃないのか?
くそ!憎たらしい!
「でも私、フゥちゃんのこと好きだったんだよ!なのに…ひどいよ…」
あっ、やっぱり好きなのか…
「でも俺は、君に恋はしなかった。」
「だったら、今からでも恋…して」
「残念だが俺には好きな人がいる。」
え!!女に全然興味なさそうなのに…
誰なんだろう…
でもこれで西本さんは…グフフ…
「ッ…!でも、それでも私はあなたをおとしてあげるんだから!」
…んだとぉぉ!!!!!
西本さんねばりすぎだろぉ!
「…ごめんな…」
…なんか楽しいメシの時間なのに、楽しい第1話であるのに…暗いぞ…
コメディー小説なのにいきなり暗いです。
そして終盤っぽいよ…
御神「せめてここだけでもコメディーだぜぇ!!」
「1話からいきなり失恋だよね、君(笑」
「くっ。しかし、なんどでも蘇るさ!!」
「こんなうざいけどもヨロシク」
「2話からはきっと俺が主役ってとこみせてらるぜ!」
「あくまで馬鹿っぽい主役だけど。」