その説明は続いた
「任務?」
突拍子もない単語が飛び出てきて、舞山は明らかに戸惑っていた。
「はい・・・。」
どうやら少女の言っていることは、見当外れな言葉ではなさそうであった。
そして彼女は、自分の話を続けた。
「私は暗殺者なのです。」
「あ、あんさつ・・・しゃ?」
流石に老人は、日常的にその様な言葉を使ったりしたことは無かった。
「はい、そうなのです。」
気がつくと、少女はベットの上で正座をしていた。
彼女が語っている内容が本気であることは、もはや明白と言えるのであった。
そして少女は、フウッとため息をついた。
「暗殺者というのは、人を殺めるのを生業としている人間の事です。」
急に彼女は、自分のしていることについて説明を始めた。
それにしても、とても少女は真面目な表情をしていた。
彼女がしゃべっている内容と、余りに乖離を感じる舞山であった。
「う、うん・・・。
大体分かるよ。」
とにかく老人は、少女の突拍子もない話について行くのに必死の気持ちだった。
それにしても、彼女が嘘を言っているようには見えないのだが・・・・・。
そもそも、こんな女の子が人を殺める事など、生業などに出来るのであろうか。
だから舞山は、彼女の告白の本気度を感じる一方で、この普通では考えられない内容についての解釈は困難だと思っていた。
しかし・・・・、山小屋に舞い込んだ少女の、その説明は続いた。
「私は、幼き頃から訓練を受けてきたのです。」




