表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
山小屋に舞い込んだ少女  作者: らすく
7/12

そんなこと、言わなくてもいい

 なんと山小屋に舞い込んだ少女は、とんでもないことを言い放ったのであった。

 人を殺めてきた、とはその言葉のまま解釈しても良いのでろうか。

 それでも舞山は、彼女に対して恐怖や不信感を抱いていなかった。

 (なにか理由があるはずだ・・・。)

 その老人は、原因を探ろうとしか思っていなかった。

 「いずれにせよ・・・・。」

 彼は、しばしの沈黙の後に台詞を出していた。


 「まだ、お嬢さんの体は十分に回復していない。

 しばらくの間は、なにも心配しないでここで療養したほうが良いよ。」

 舞山は今もなお、彼女を受け入れるという意思表示をしたのであった。

 「それはできません。」

 それでも少女は、キッパリと老人の心遣いを拒絶したのであった。

 「こんな寒い季節に体力の無い体で、出て行かせるわけにはいかないよ。」

 老人は自身の医者としての意地、いや、人としての気持ちを彼女に示した。


 「そんなこと・・・・。

 きっと貴方は、私がどうゆう人間か知ったら後悔するでしょう・・・・・。」

 山小屋に舞い込んできた少女は、顔をうつむかせて少し目を潤ませているようにも見えた。

 「あんたは、まだ子供だよ。

 そんなこと、言わなくてもいい。」

 そう言って、舞山は彼女の両肩を優しく抱いた。

 しかし少女は意を決したように、打ち明け始めた。

 

 「わたしは、任務に失敗したのです。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ