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山小屋に舞い込んだ少女  作者: らすく
5/12

どこに取ってあるのですか?

「さっきはごめんね。」

 驚いて部屋を再び出ていた舞山は、再びその部屋に戻っていた。

 「いえ、お気になさらずに。」

 少女は先ほどのことは、とくに気にしていないようだ。

 流石に、舞山とは年齢が離れすぎて、ショックを受けるほどの事ではないのであろうか。


 「気分はどうかな?」

 彼は、少女の体調を気遣った。

 「うん・・・・・、だいぶ良くなりました。」

 彼女は、やっと子供らしい表情を見せた。

 ひょっとしたら、警戒感が薄らいできたのかも知れない。

 (そうだといいのだが・・・。)

 舞山は少女に少しでも安心して、早く体調を回復して欲しいと思っていた。

 そして・・・、何事もなく彼女には元の生活に戻って欲しかった。


 元の生活・・・・・・

 老人は、自分で考えていて戸惑いを覚えた。

 (この娘にとって、元の生活とは何なのだろう・・・。)

 舞山は、彼女がどんな世界から現れたのかは知らないのである。

 彼の心は、沈黙してしまった。

 「おじさん。」

 「ん、なんだい?」

 老人は少女にオジサンと呼ばれ、少し気持ちが和らいだ。

 しかし、それもつかの間だった・・。


 「あたしの武器は、どこに取ってあるのですか?」

 舞山の心は、再び凍り付いた。

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