どうみても、これは本物
「ま、まあ、まずは服を着なさい。」
実は舞山は、彼女の服を洗濯してきれいにしていた。
「は、はい・・・。」
彼女はやはり恥ずかしそうな顔をするも、素直に老人の言うことを聞いた。
「どうも、有り難うございます。」
少女は洗濯されて、綺麗になった服を渡されて、その礼を述べた。
とはいえ、血は簡単に取れるわけではなく、ある程度は残っていた。
舞山は、彼女が安心して服を着れるように、その部屋を出た。
改めて老人は、考え込んだ。
彼女は一体何者なのだろうか。
状況からして、なにか事件に巻き込まれている可能性が高いと思われる。
それにこれは・・・・。
彼は、彼女が身につけていた小型拳銃をしげしげと見つめた。
(どうみても、これは本物だよなあ・・・。)
舞山が手にしているそれは、ズッシリと重い・・・。
そのほかにも、老人には良く分からない様々なモノがあった。
使用方法は、今ひとつ分からないのだが・・・・。
少なくとも、誰かを傷つける目的のシロモノであることは、彼には推測できた。
考えれば考えるほど、舞山には少女の事について悪いことしか思い浮かばないのであった。
それでもまだ幼さの残る彼女と、血なまぐさい事件と結びつけるのは早計だと、彼は感じていた。
もう、そろそろ入室しても言い頃合いであろう。
老人は、舞い込んできた女の子がいる部屋のドアノブを握って回した。
「おっとと!!!
ごめん!!」
舞山は、思わず大声を上げてしまった。
なんとまだ彼女は、着衣を完了できていなかった。
少女の服は上下ともはだけていて、下着が覗いていた。
彼女は声を挙げたりはしなかったものの、とてもバツが悪そうであった。




