少女が助かるという確信
老人の足下に倒れている少女は、おそらく14,5歳くらいであろう。
まだ幼さの残る彼女の顔に対して、全身が血まみれの状態はあまりに残酷であった。
まだ、その少女には息がある。
しかし、彼女が命を失う危険はあるのではないだろうか。
一刻も早く、手当・介抱をせねば、いけないのではないか。
そこで舞山は、非常に驚いていた。
いまさら何を驚いているのであろう?
そして、彼は意外な表情の変化をみせた。
何故か、この老人は落ち着きを払った態度に移ったのである。
そして老人は、女の子を抱きかかえて山小屋に入った。
その少女は、ベットに寝かせられた。
とても苦しそうだが、まだすぐに生命がつきる事はないと舞山という男は見立てていた。
それどころか彼は、少女が助かるという確信を持っていたのであった。
一体どこから、そんな自信が表れてくるのであろうか。
早速に、老人は少女を介抱し始めた。
彼は、免許を持っている医者でもある。
そしていくらかの、医療行為を行う用意も常日頃から行っていた。
治療のために老人は、少女の身にまとう衣服を脱がした。
彼女の肌が露わになったとき・・・・、彼は納得した。
(やはり・・・・・・・!)
舞山は自信の見立てが、正しかったことを確認した。
彼は必死の思いを込めて、少女を介抱した。
そして自身の技術と設備品の全てかけて、少女の命を取り留めることに成功した。
確かに彼女は血まみれで、あちこちにに打撲・裂傷をおっていた。
それでも舞山という男は、女の子が助かると思っていた。
何故ならー・・・・・
血まみれだった少女は、返り血を浴びていたのだった。




