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僕の日常物語  作者: todayone
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第0話 プロローグ

R5.10.25より第1話から大幅に改変作業を行います。

話しの前後が合わなくなります。

申し訳ございません。

「こんにちわ~!」


 元気よく店内に入ってきた男は、まだどこかあどけなさが残る青年だった。


 茶髪にバンダナ。


 服はところどころ土で汚れており、手首には青いリストバンドを巻いている。


 そして腰には2本の剣が吊るされていた。


 両手ではケースを抱えており、その中には白く輝くような卵が敷き詰められている。


「やぁ、今日も牧場の手伝いかい?」


 そう声をかけてきたのは40半ばになろうかという、この雑貨屋の店主であるアラン・バッカスさんだ。


「えぇ。といっても大したお手伝いはできませんが」


  アランさんに答えながら僕はケースをカウンターにゆっくりと置く。


「謙遜しなくてもいいんだよ。それにこれから依頼を受けに行くんだろ?」


 卵の数や品質を確認しながらアランさんが聴いてくる。


「はい。だからちょっとした合間にしかお手伝いできなくて……」


「おや、それで充分じゃないかい。町の住人からの依頼を受けながら牧場も手伝って。うちの娘にも見習ってほしいもんだよ」


 店の奥から声がすると、少し膨よかな印象を受ける女性が顔をのぞかせてくる。


 アランさんの奥さんでアリス・バッカスさんだ。


「うちの()は店の手伝いもしないでどこかに出かけちまったよ」


「まったく、仕方ない(やつ)だ」


 二人はため息混じりに肩を落とし、つられて僕も苦笑いをする。


 それに気づいたアランさんは


「と、すまなかった。これが代金だ。牧場のクリフさん達によろしくな。また頼むよ」


「あんたも無茶するんじゃないよ」


「ありがとうございます。では」


 代金を受け取り、落とさないよう袋へとしまってから扉へとむかう。


「「行ってらっしゃい!」」


 2人に見送られながら店を出ると町の和やかな雰囲気が全身を包み込む。


 そして僕は町のギルドへと続く道を駆け出した。




 僕の名前はケント・スタイン。


 少し前までは旅をしていたが今はこの町『ストーリー』のとある牧場でお世話になりながら生活をしている。


 これはそんな僕のありふれた日常を描いた物語。


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