No.64~クリスマスイベント8
「実は、私…女なんです、」
まさかのカミングアウト、今まで隠していたのに何で今のタイミングなんだろう?
(それよりもなんで俺はシュウの事を男だと思ってたんだろう?こんなに可愛い男がいる筈ないのに!)
「あの…前から言おう言おうと思ってたんですけど言い出せずに、ユウヤさんを騙す様な事をしてごめんなさい!」
シュウが申し訳なさそうに頭を下げる。
「頭を上げてくれ、俺はその…そりゃあビックリしたけど、騙されたなんて思って無いし、シュウも何か言えなかった訳が有ると思うからな」
「ありがとうございます!」
俺が言うとシュウがやっと顔を上げる、落ち着くとシュウが話始めた。
「あの…私の家なんですけど、お父さんが会社を経営しているのはユウヤさんも知ってると思います」
まぁシュウのお父さんがこのゲームを開発した会社の社長だって事は知ってるが、というよりこのゲームをプレゼントしてくれたしな。
「それで家の会社なんですけど、何故か社長には男しか就任出来ないって事になってるらしいんですよ」
「へぇ~今時女社長なんて珍しく無いのになんでそんな決まりが有るんだ?」
シュウに聞くと答える。
「家の会社って、創業してから長いんですよ、それで、初代社長が最初に社長には男性しか出来ないという決まりを作ったんです。」
そうか、確かシュウは一人っ子だったっけ、そうなると社長としては後継者が居ない訳か。
「それで、女性も社長になれる様になるか、私が社長に就任するまで私を公式の場では男として扱う事にしたんです。
それで、去年お父さんが決まりを変えられたみたいで、私にもう女の子として学校にいって良いよって言ったんです。
それから私は女の子として学校に通える様にはなったんですけど、ユウヤさんには男だって言ってた手前今まで言うことが出来なくて…」
シュウは怖かったんだろうな、俺に女だって伝える事が。
俺に女だって伝えたら今の関係が壊れてしまうんじゃ無いかとか色々考えたんだろう。
「シュウはさ、怖かったんだろ、俺に騙したな、って言われるかも、とか今の関係が壊れちゃうかも知れないって、だけど、俺はシュウが勇気をだして俺に女だって伝えてくれたのは嬉しいよ、だってそれは俺との関係が壊れてしまう可能性が有ったのに俺に隠し事をしたくなかったって事でしょ?」
「それに、シュウが男だったって女の子だったって関係無い、俺はシュウだから、シュウだったからこうして一緒に居るんだよ」
そう言うとシュウは俺に抱きついて泣いてしまった。
俺はシュウが泣き止むまで背中を撫でてる。
泣き止んだシュウは恥ずかしかったのか俺の顔を見るなり顔を紅くしてログアウトしてしまった。
シュウがログアウトしてしまったので、やることが無くなった俺はステータスを確認する。
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名前 ユウヤ
性別 男
LV397(5↑)
種族 龍人
職業 魔法使い
HP369000(10000↑)
MP295200(8000↑)
STR4451(120↑)(+345+356『+30』)
DFE4424(120↑)(+9370)
AGI4424(120↑)(+5)
INT8836(240↑)
Mnd8778(240↑)(+8964)
Dex4421(120↑)
LUK96
ステータスポイント2405(15↑)
Eミスリル刀(焔)
Eミスリル刀(雷)
Eコートオブベルゼビュート
E革の鎧(鱗)+99
E竜の籠手
E革の腿当て+99
E革の靴+99
E不死鳥の首飾り
スキル
・二刀流
・魔力支配
・武芸百般LV24(3↑)
・生産者LV51
・全属性魔法LV62(2↑)
・時空魔法LV47(1↑)
・採取LV42
・発掘LV68
控えスキル
マスタースキル
・魔法操作
・魔力掌握
・策敵
・合成師
・#付与師__エンチャンター__#
・身体強化(極)
・虚無魔法
・自己再生
・魔力生成
・思考加速
・皇帝の威光
・皇帝のカリスマ
・分身
・異空間生成
スキルポイント773(15↑)
【アナザースキル】
・最適化
・完全記憶
称号
・【Sクエスト第一発見者】
・【ジャイアントキリング】
・【超ジャイアントキリング】
・【絶望に挑みし者】
・【規格外】
・【β突破者】
・【極めし者(戦闘)】
・【ユニークスキル所持者】
・【ゴブリン#殺戮者__ジェノサイダー__#】
・【一騎当千】
・【精密射撃】
・【百発百中】
・【魔法創造者】
・【■■■■に認められし者】
・【第一回イベント討伐貢献度1位】
・【第一回イベント防衛貢献度1位】
・【正義の使者】
・【魔王】
所持金
194,413,000G
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その後、サンタクロースに魔法の袋を渡し、報酬を受け取った。
報酬は次にシュウと会った時に渡す事にして、俺はイベント終了時間まで分身と別れてモンスターを狩りまくった。