表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
62/203

No.57~クリスマスイベント1

10時になった所で、中央広場に説明を聞きに行くか。


広場に着くとやはり皆聞きに来ている様で意外とプレイヤーが集まっていた。


(新規のプレイヤーもいるな)


ユグドラシルオンラインもどんどんソフト供給量が増えていって初心者プレイヤーも増えて来た。


やはり広場の中央にホログラムが投影される。

今回出てきたのは男性だった。


『皆さんこんにちは、ボクはシファーと言います、陽菜さんを期待していた人はすいません、陽菜さんは今風邪をひいているので今回のイベント説明は自分が勤めさせていただきます』


周りの男性プレイヤーからブーイング、が聞こえる、シファーさんは苦笑いを浮かべながら説明を始める。


『あはは、じゃあ説明を始めますね、今回のイベントはクリスマス、という事でモンスターを討伐する事で手に入れる事が出来るアイテム、つまり『クリスマスプレゼント』というアイテムをこの広場にある大きいクリスマスツリーの下に入れるとポイントを手に入れる事が出来ます。

そのポイントを使う事でレアな素材や食材、ギルドハウスの飾り付け用のアイテム等を手に入れる事が出来ます。

他にもポイントを使ってポイントの量に合ったレアリティのアイテムがランダムで手にはいるガチャなんかも有るので、頑張って下さいね、ちなみにレアなモブやイベント限定のボスなんかもいるので見つけたら挑戦してみるのも良いと思いますよ』


シファーさんがニコっと笑みを浮かべる、顔がキレイなので絵になるな。


シファーさんは長い白髪に紅い瞳のイケメンだ、髪型はともかく顔を変える事は出来ないので現実の顔なのだろう、テレビとかでは見たことが無いのでそれなりの理由があるのかも知れないけど。


まぁイベントの概要を聞いたので広場から離れる。

ついでにクリスマスイベントでガチャの内容が更新されている筈なので確認をする。


基本的なアイテムの変更は無い。

追加されたアイテムはクリスマス限定の装備(ステータス低い)やアメで作られた(キャンディロッド)なんかの実用性は無い装備ばかり、というか殆どコスプレ衣装だな。

イベント特効が付いてる訳でも無いからコレクション位にしか使えないな、一応1つは出しておくけど。


俺は一応コンプリートするまでガチャを引き続ける。

ガチャを引いている間は分身を作って分身にフィールドで狩りをさせる。


分身のお陰で複数の行動を一度にこなせる様になったから楽だな、まぁステータスが分身を生成する毎に半減するし、分身が死んだらデスペナで預けていないアイテムがランダムでロストするし、経験値も下がるがここら辺のフィールドモンスターにはやられることは無いだろう。


ガチャでクリスマス衣装をコンプリートした所で分身が倒したモンスターのドロップアイテムを確認しよう。


ドロップアイテムは『クリスマスプレゼント』というアイテムが大中小の3つが入っていた。


3つのアイテムをそれぞれクリスマスツリーに入れるとポイントに変換された。

それぞれ小が10、中が30、大が50ポイントに変換されるみたいだ。


ポイント稼ぎは分身に任せるとして何をしようか、いや、ここは他のプレイヤーが行かない様な場所でモンスターを狩りまくるか。


フェニに乗っていくと大事になりそうなので部分龍化を使用して翼を生やしてフィールドを飛び回る。


索敵を使用してマップに表示される敵性モンスターに魔法を当てていきドンドン倒していく、初期プレイヤーが100LV台まで平均レベルが上がったので効率の良い狩場を探しているプレイヤーも見られる。


ギルドメンバーは俺を除いて平均レベルは160位だ。


普通のプレイヤーは自分たちと同じ位のレベルのモンスターがPOPするマップで狩りをするが、ヘルたちは大体自分たちのレベルから20~30離れたモンスターがPOPするマップで狩りをしているらしい、


俺は今の所フィールドに出てくるモンスターはボスを除いて最高が230レベ位なので余りレベルが上がらない。

まだ邪神の封印が解けるまで余裕があるという事なのだろう。


レベリングはまだまだ後になりそうだな、ゴブリン襲撃イベントの討伐チケットみたいにモンスターが大量にPOPするイベントがきたらレベリングが出来るんだけどな。


(あれは…なんでこんな所にプレイヤーが?)


俺が今いるマップに出てくるモンスターのレベルは200前後。

ヘル達ならまだしも他のプレイヤーが居るのが気になったのでプレイヤーの近くに降りる。


(装備もレベルもこの付近で戦えるランクじゃないな、間違えても普通はここまでこれないのに)


不思議に思った俺はそのプレイヤーに声を掛ける事にした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ