表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/203

No.2~初ログインとフレンド登録

(これがゲームのなかとは…現実と変わらないじゃないか、益々楽しみになってきたな。)


ユグドラシルオンラインにログインして最初に思ったのが、ネットの評判は本当で、実際に別世界に居るような感じだった。

周りの景色を楽しんで居ると噴水の上にホログラムが表示される。


「やぁ皆さんこんにちは、私はこのゲームのGMこと、陽菜だよ~よろしくね!」


(ずいぶん可愛い子だな、子供に見えるのにゲーム開発スタッフなんて…世の中姿形で決めつけちゃだめだな。)


ホログラムとして写し出された少女はどうみても小学5~6年生、大きく見ても中学1年程にしか思えない。


ユウヤは記憶の中を探っていると、そう言えば天才中学生として新聞やテレビに出ていたのを思い出す。


「それで~早速なんだけど皆の事、ゲームの中に閉じ込めちゃった、嘘だと思うならログアウトのボタンを押してみてね、」


そして、言われた通りにメニューを開いてログアウトのを押しても「ログアウトはできません」と表示されるだけだった、他のプレイヤーも確認して、本当に閉じ込められたと思ったのか、大声で文句を言っている奴もいた。


「なんてね~今ログアウトできないのゲームの説明をする間ログアウトできなく設定しているだけだよ、じゃあ、説明を始めるね!」


そう言って説明を始めた。

その内容をまとめると


このゲームのNPCは一人一人AIを積んでいてこの世界で生きているのでNPCだからといって悪い事をしたらNPCの商人等から品物が買えなくなるとの事や、武器等も自分や制作者の工夫次第で強くなる事をいっていた後は各自自由にこの世界を楽しんでとも言っていた。


簡単に言うと生産をする人は工夫をすると性能が上がるし、町のNPCは現実の人と同じように接してねってことだろう。


「最初のイベントはだいたい1ヶ月後位で詳細はイベントの一週間前にメッセージを送るからそれまで頑張ってね~」


と言った後、GMである陽菜はその場から消えていった。


(イベントかぁ、どんなイベントを開催するのか、今から楽しみだな)


「さて、約束の時間まで30分位か…草原は人で一杯だし街の散策でもして、時間を潰すか、」


「私もそれが良いと思います。」


今さっきまで居なかった筈のヤヨイに返事をされ、少しびっくりしたが、俺とヤヨイは街の散策を開始した。

散策をしていて気になることと困った事が1つ、今街で売っている武器が初心者には高い、一番安い武器がなんと初期の所持金の3倍の3000Gもするのだ。


(やはり最初は初期装備で金を稼ぐしかないのか)


他のRPGだともっと安いのにな、と思うが、それより困った事が1つ、サポートAIであるヤヨイだ。

街で他のプレイヤーを見てみるとサポートAIを連れているプレイヤーでもサポートAIは動物型で人型のサポートAIが少ないみたいだ。


しかもヤヨイの容姿はハッキリ言って綺麗である。長く艶やかな銀髪を腰の高さまで伸ばし、瞳の色は碧眼、スタイルも良く、現実に居たら絶対本人が嫌に成る程告白等をされるだろう。


(っていうか、スカウトがくるレベルだぞ)


つまり、そんなヤヨイと一緒に歩いて居ると羨ましそうに見られるだけでなく、主に男共嫉妬により、「リヤ充爆発しろ」っていう目や見られるっていうか実際に声に出して言われた。


「そういえばマスター、特典のプレゼントボックスは開けないんですか?」


「そういえばそんなのも有ったような…じゃあ開けてみるか!」


ヤヨイの一言で初回限定版特典の存在を思いだし、インベントリを開いて確認してみると確かにあった。


【初回限定版特典 プレゼントボックス】


中には10000Gとランダムで道具が入っていると説明が入っている。


(やけに簡単な説明だな、まぁ要らん物は入ってないだろ)


流石に初回限定版の特典で要らない物は無いだろうと言うことでインベントリからプレゼントボックスを選択する。


プレゼントボックスを選択すると、「開けますか?」とメッセージが出たのでyesを選択。


「10000Gと生産室を入手しました。」と表示されたが生産室というアイテムが気になったのでインベントリから調べると


【生産室】


セーフティゾーンで使用すると自分専用の生産室に転移する。

中にはすべての生産用アイテムがあり、中にある箱の中に一定のGを入れる事で生産用アイテムや部屋が豪華になって行く。

生産室内では生産スキルが無くても生産ができ、生産者の技術と生産室のランクで強さが変わる。


となっており十分過ぎるというか、後々化けそうな性能アイテムがてに入った。

これは最後まで強化したら相当生産に補正が掛かる事だろう。


そうこうしてる内に約束の時間が来たので噴水広場に戻った。

すると既に桃色の髪にピンク色の瞳をした、比較的活発そうな少女が座っていた。

その子は俺に気づくと


「おーいユウヤこっちこっち」


と手を振りながら近づいて来たので、「よう、」と挨拶をしてベンチに座る。


「祐也は今回もキャラネームはユウヤなんだね!」


「そういうお前はヘルシャフトって…少し、いやかなり中二くさいぞ」


「ゲームの中だし、現実とは別の自分って感じで良いじゃん!今回は私アサシンプレイをするつもりだし、影から気付かれない内に殺してるとか、すごくかっこいいじゃん!」


「そりゃわからんでも無いが、そんな事より早くフレンド登録しようぜ」


確かにアサシンプレイがカッコいい事は認める、だが先ずはフレンド登録が先だ。


フレンド登録した後これからの方針について少し話をしてヘルシャフトとは別れた。


その後は街の散策を再開したのだが、一度通った時には気にならなかったけど、良く見ると裏の路地に怪しい店があった。


気になったので中に入ってみると中には怪しいお婆さんが一人居るだけだった。


お婆さんは俺に気づいたみたいで


「おや、こんな所に客なんて珍しいね~所でお兄さん今暇かい?」


と話しかけてきた。

初クエスト発生か?と話を聞いてみると最近は腰が痛くてダンジョンに行けなくなったから商品の素材が育っているダンジョンから素材を取って来てくれないかい?と聞かれた、すると


「Sクエストが発生しました。受けますか?」


と出た。

やっぱり初クエストだったみたいだな、少しの間考え、大丈夫だろうとyesを選択する。


すると『Sクエスト第一発見者』を取得しました。


とログが出たのだが、それを見ているとお婆さんの姿を見失いそうだ。

ログを無視してお婆さんに付いていくと、いきなり床に掘ってあった魔法陣が光って光が収まったかと思い、目を開けると俺は知らない場所にいた。



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

名前 ユウヤ


性別 男


LV1


種族 龍人

職業 剣士


HP500

MP200

STR25(+10)

DFE18(+5)

AGI20(+3)

INT19

Mnd10

Dex21

LUK96(↑2)

ステータスポイント0


E初心者の刀

E革の鎧

E革の靴


スキル

・刀術LV1

・無属性魔法LV1

・魔力操作LV1

・解体LV1

・索敵LV1

スキルポイント0


【アナザースキル】


・最適化

・完全記憶


称号

・【Sクエスト第一発見者】


所持金

11000G

_____________________


G(ゴールド)

ゲーム内でアイテムを買ったり装備の強化等をすると減り、アイテムを売ったりモンスターを倒すと手に入る、(モンスターを倒した時は運により取得量が増える)


【Sクエスト第一発見者】

取得方法…Sクエストを始めに発見して受注する。補正、運上昇2、Sクエストを見つけやすくなる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ