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No.25~ゴブリン襲撃イベント10

「さて、じゃあレンが俺の弟子になることが決まった所で、自己紹介をしようか」


レンは俺がこのゲームのランキング1位って知ったらどんな反応するのか、楽しみだな。

まぁランキング1位って言ってもレベルのランキングなだけだからランキング順位=ゲーム内での強さって事にはならないけど


「改めて、ユウヤだ、戦闘スタイルは主に魔法と刀、銃を使う。

一応このゲーム内では強い方だと思う。

レンはランキング機能の事は知ってるか?」


「はい、確かゲーム内のレベル順に1~10位までランキング化される機能ですよね、ってそう言えばランキングの1位のプレイヤーの名前がユウヤだったような…」


「まぁランキング順位=強さって訳じゃ無いが、一応ランキングで1位になってる」


俺はランキングタグを表示設定にして言う。

レンはランキングを開いてランキングと俺のタグをみかえして「ええー!?」と叫んでいた。

俺はレンの反応が予想通り過ぎて笑いながら


「まぁそんな訳でヨロシク」


レンが落ち着くまで待って話す。


「まぁ弟子にするって言っても攻撃だったりは型が有ったりする訳じゃないから自分のやり方じゃ無いと違和感が有るだろうから教える事は無い。

と言うと俺が出来ることはレンの防御系の方を鍛える事になる」


「防御系ですか?」


「ああ、まぁやることは俺とのデュエルが大体だな。

今はイベント中だし、俺とのデュエルはイベント後になるな」


「イベント後…ですか?」


「ああ、レンはお母さんに楽をさせたいからこのゲームで強くなりたいんだよな?」


「はい、強いといっぱい稼げるらしいですし」


「このゲームでは100Gで1円に交換できる。

今はただのゴブリンを一体倒すだけで500G+モンスタードロップのGが稼げる、つまりゴブリン一体につき5円ちょい稼げるわけだ。」


「はい」


「ゴブリン討伐チケットって今さっきレンに挑戦させたアイテムが有るでしょ」


「ええ、確かベリーハードっていうのをやりました。」


「あれって難易度を設定するとそれに合わせてゴブリンが大量にPOPするんだ。

普通は数の暴力で直ぐに殺られちゃうんだけど、レンは目が良いいからゴブリンの攻撃は避けられるでしょ?」


「まぁベリーハードのゴブリンの攻撃は避けられますけど」


「だから、ゴブリン討伐チケットを使ってレンがクリア出来る難易度を周回しまくれば直ぐにお金が稼げちゃうんだ。」


「だからこのイベント中は修行できないって事ですね」


「ああ、せっかくの稼ぎ時だ、稼げる時に稼げるだけ稼げばお母さんに楽をさせられるだろう。」


「はい!」


「という事で、いい時間になってきたし、明日は平日だから学校もあるだろうから、レンももうそろそろ妹さんとログアウトして、明日から始めようか」


「はい、よろしくお願いします」


メニューを開くと時間が9:36になっていた、俺と違ってレン達は学校がある。

なので夜更かしをさせて学業に支障があるとレンのお母さんを心配させてしまうだろう。

俺はヘルシャフトにもうそろそろ戻ってきて、とメッセージを送った。


「じゃあフレンドコードを送っておいたから登録しといて、明日、レン達がログインしたら場所を書いてメッセージをとばしてくれたらそこにいくから」


「分かりました、」


俺たちは最初に居たカフェに行ってレンと他愛もない話をしながらヘルシャフトとユイちゃんを待っていた。

10分位すると二人とも俺たちを発見したみたいだ。


「おーい!」


俺はヘルシャフトにレンはユイちゃんに、事前に許可は貰っていたので、レン達の事情を話し、協力することになった事を話した。

それで、ヘルシャフトにユイちゃんとイベント中パーティーを組んで一緒に行動してくれるかを聞くと


「オッケー全然良いよ!ユイちゃん可愛いしね!」


ヘルシャフトの許可が得られたのでレンの方を見る、とあっちも説明し終わったみたいだな。


「じゃあ、明日はよろしくな」


「ええ、明日はよろしくお願いします」


「じゃあヘルも明日はよろしく」


「任せなさい!」


俺はレン達がログアウトするのを見送ってから、明日からの事の準備をはじめた。

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