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No.166~ダンジョン解放前イベント40

俺がタンクをやると皆に伝えて俺はゴブリンの方を向く。


すると一匹のゴブリンが手に持った剣を俺に向かって振ってきた。


ゴブリンからの攻撃を正面から受けるのでは無く刀で受け流す。


するとゴブリンは自分の武器の勢いで少し体制を崩したのですかさず足を引っ掻けて転ばせる。


そして転んだゴブリンはレンが剣を突き刺して殺した。


さて、一匹目のゴブリンは無事に体制を崩す事が出来たが、それを見た他のゴブリン達が警戒して突っ込んでこなくなってしまった。


まぁこちらとしてはそれでも魔法攻撃や銃で撃ったり遠距離攻撃をしてゴブリンの数を減らすだけだけどな。


だが、魔法で攻撃をすると皆と同じステータスに抑えるというのが出来なくなるので俺は攻撃魔法を使うことが出来ない。


銃を使っても良いんだけどな、と考えつつも何か相手の注意をこちらに持ってこれる物が無い探して見る。


するととあるスキルが目についた。


挑発というスキルだ。


このスキル自体は騎士等の職業に含まれていて、相手のヘイトを集めて自分に襲ってくる様にするスキルだ。


こういう職業スキルもスキル欄には表示されないが、スキルポイントを使用すれば覚える事が出来る。


俺は早速スキルポイントを10使って挑発のスキルを覚える。


俺は早速覚えた挑発を発動させてみる。


すると先程まで俺に攻撃をするのを躊躇っていたゴブリン達が目を血走らせて俺の方に攻撃を仕掛けてくる。


(成る程…挑発が決まれば相手を激昂状態にする事が出来るのか、だがその分Mndが高い奴には効きにくいと)


その証拠に襲ってくるのはゴブリンやゴブリンソードマンといった派生種ばかりで、ホブゴブリンやゴブリンリーダーと言った上位種族のゴブリンには効いていない。


俺は襲ってくるゴブリン共の攻撃を刀で弾いたりしながら後ろに居るシュウ達が攻撃しやすい様にゴブリンを飛ばしていく。


まぁといっても多勢に無勢、何発か攻撃を食らう事は有ったが特に問題もなくゴブリン達の攻撃を捌く事が出来た。


「ふぅ、これで雑魚ゴブリン共は大体倒せたな」


「まぁユウヤがゴブリンの体制を崩した状態でこっちに飛ばしてくれたから俺らは止めを刺していただけだけどな」


「ユウヤさん、レン、まだ上位種族のゴブリンが居るんですよ」


「分かってるよ!つってもユウヤが居ればそこまで危険性は無いっぽいけどな」


レンがそう言って笑っている。


「まぁそうですけど、それが油断して良い理由にはなりませんよ」


が、シュウはレンの事を諌める。


まぁそんな事をしていても戦闘の手を弱める訳でも無いのでシュウもそこまで強く言えないのだろう。


そして尖兵である雑魚ゴブリンが全員死んだ事で、ゴブリンリーダーが命令してアーチャーとメイジに命令をして遠距離攻撃を仕掛けてきた。


飛んできたのは矢と大半が火と土の魔法で、矢に火がついていたり、魔法がエンチャントされたりしているのは少なかった。


だがアーチャーもメイジもそれほど数が居るわけでも無いので飛んできた攻撃は簡単に捌くことできた。


まぁ俺たちは矢や魔法を切り払っていたんだけど、ユウは弾丸を直接命中させて攻撃の軌道をずらしていたぞ。


そしてアーチャーが矢をつがえたりメイジの魔法が撃てる様にと前衛職についているゴブリンが前に出てきた。


前に出てきたゴブリンは突出する者は居なくて良く統率がとれている軍隊の様に行動している。


どうやら指揮をしているゴブリンがリーダーからコマンダー、又はジェネラルに移ったのだろう。


だが、その作戦も上手くはいかず、アーチャーやメイジと言った遠距離攻撃を得意とするゴブリンは次々とユウによって狙撃されている。


すると前方からゴガァァァ!と大きな叫び声が聞こえてくる。


すると先程まで俺たちを攻撃し ていたゴブリン達が道を開けて一人のゴブリンが出てきた。

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