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No.102~ギルド対抗戦2

俺が大量のプレイヤーの方に行けば指揮者らしきプレイヤーが遠距離部隊に攻撃を命じていた。


数百人いる内の大体3分の1位のプレイヤーが放つ遠距離攻撃。


それは魔法、弓、銃と様々だがその攻撃をあえて避ける事はしない。


俺に当たった魔法はコートオブベルゼビュートにより吸収されHPとMPに変換される。


そして俺に当たらなかった魔法は地面に当たり砂煙を上げて大軍から俺の姿を消す。


プレイヤーの大軍から「殺ったか!」や「お前それフラグだから!」と言った声が聞こえるがそのまま歩み続ける。



ギルド対抗戦、ルールに他のギルド同士で組んではいけない。

というルールが無いからと最強ギルドと名高いユウヤのギルドを合計12個のギルドが協力して攻めることにした俺たち。


ギルドマスターであるプレイヤー、ユウヤが一人で俺たちの方に向かってきた時、勝ったって思ったんだ。


そりゃあそうさ、たった一人のプレイヤーが何百人というプレイヤーと戦って勝てるわけがない。


だが、その常識は一瞬で崩れ去った。


俺たちの攻撃を回避するのでも無く捌くことも無い。


魔法が当たった所からは砂煙が上がりユウヤの姿は見えなかった。


皆ユウヤを倒せたかを確認するために静かになっていた。


中には「殺ったか!」なんていっているプレイヤーも居たがそれは俺たちも同じで、いくら最強プレイヤーと言えどこの攻撃を食らったらひとたまりもないっておもってたのに。


静まった空間に音が響く。


ザッザッと足音が聞こえる。


砂煙を破って魔王が現れた。


それからは地獄だった。


ユウヤが腕を振るえばその線上に居るプレイヤーが吹き飛び、何人もが協力してやっと放てる程の魔法を平然と撃ってきたり、俺たち連合軍はものの数分で壊滅状態に陥った。


そして俺だけが生き残り…最後の力を振り絞って目の前にいるプレイヤー、暴虐の限りをつくし、俺たちを倒したプレイヤー、ユウヤに襲いかかる。


が一瞬で俺の意識は無くなり、目が覚めた時には他のプレイヤーと共に教会で復活した時だった。



ふぅ~まぁまぁストレス発散になったかな。


他のギルドのプレイヤーが俺たちのギルドを狙ってきたのでこれ幸いとボコボコにした訳だが思いの外楽しんでしまった。


何時もと違いあれだけの人間に囲まれて、それを蹂躙するのは無双ゲームをしているみたいだったな。


それにしてもステータスを3000位にしてた筈なのにダメージを食らわなかったのはなぜだ?攻撃を避けたりもしてないのに(答、一騎当千、覇者によりステータスが上昇しているため)


ユウたちランキングトップ組は300後半、それを考えても他のプレイヤーの平均レベルは200後半~300前半位のはず。

大体俺が400レベ位の時のステータスは4500より下位だったからステータス制限を一番小さい1%にすれば攻撃が通る筈なのに…可笑しいなぁ。


まぁそれはおいといて、早速旗を取りに行きますか。


「ヘル、行くぞ!」


「はいは~い今行く」


俺の隣にヘルが来る。


「じゃあそっちも頑張れよ」


「おう、お前らもってそんな心配は要らねぇよな」


「うん、シフォンちゃんもレンのことヨロシクね」


「は、はい!」


「じゃあ、シュウは1人だけど頑張れよ」


「流石に負ける気はしませんけどね」


レン達に一言ずつ声を掛けてから俺たちは他のギルドの旗を奪い取る為に行動を開始するのだった。


「おい!早くこっちに人を回せ!クソ!誰かアイツを止めてくれ~!!」


相手ギルドから大きな声が聞こえる…なにかもめている様だな、それもそうだ、ステータスは3000と少ないが称号の効果は消せない俺が単騎で攻めているのに倒せない、かつギルドメンバーが次々と倒れている訳だ、慌てるのも仕方がないだろう、だが、周りの注意が逸れたなら俺の狙い通りという事になる。


「ユウヤ、旗は取り終わったよ、今から戻る」


「了解、じゃあギルドから出たら合図を送ってくれ」


「オッケー!」


数分するとヘルからの合図がきた。


俺は魔力を練り上げ虚無魔法で相手のギルドハウスごとプレイヤーに攻撃をする。


ギルドハウスは虚無魔法によって消失…する事も無く無事だが、ギルドハウスに居たプレイヤーは全て教会で復活する事だろう。


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