『フルオーダーメイドの依頼品』――緑石のペンダント
いらっしゃいませ〜、ということで、今回はフルオーダーメイドのペンダント?を描かせていただきました。
まず、ペンダントの詳細を教えていただきまして…
・緑色の石
・石を囲む波型の金縁
・同色の鎖
・繋の輝く銀の小さな石
・彫られた名前
これらから下絵の下絵を描きまして、大体のイメージを依頼主さんと共有し、一度確認してもらいます。
こんな感じに。
許可をいただいたら下絵を描いて行きます。――と言っても、お返事待ちの間に、勝手気ままに描いてたのですが…
以前、私が描きました“魚眼石”のことでお話しさせていただいたので、依頼主さんの好きそうな形でサンプルをば描き…
作中内にてペンダントが登場する場面へ勝手にお邪魔させてもらい、背景を足してみます。出来ましたら次に、鎖と縁とを繋ぐ銀の石と装飾を考えます。
装飾のお話はなかったのですが、どうしても自分の「これの繋がりはどうなってんだろう?」の欲求に耐えられず、創作――勿論、サンプルを提出したときに変更可能であることは伝えさせてもらいました。
で、欲求のままに…コレ。
時代背景を創造して、アンティークな感じになれたらと祈って描きまして、続いて緑色の色を囲む縁を作ります。
下絵の下絵のお返事待ちの状態だったので、この際!と思い、次の工程のために色のサンプルも作っておきました。
一つは瑪瑙風、もう一つは翡翠風、最後にペンダントの持ち主である登場人物の出身地から考えまして一応ターコイズ風も描いてみます。
そうして、サンプルを完成させて、お返事もいただけたので金縁等含めて色味の相談や背景、その他諸々についてお話しさせていただきました。
フルオーダーメイドのときは、依頼主さんの要望は勿論のことですが、自分のアピールも入れ込ませてもらうと面白いなと、まるでリアルなアクセサリーショップの店員にでもなった気分であります。――で、お返事をいただき、『翡翠風』に決定しました。
ここから、次の工程に行きます。
石を一番に完成させる気持ちで、
・緑色の石のぷっくり感を削る
・金縁は横波に
・色は翡翠風で
・名前について
・背景について
ご要望に近付けて行けるように頑張ります。思い入れのある大事な作品のアイテムということでしたので、気合が入りますね。
さて、最初は石を削ります。
銀の石と装飾は許可をいただけたので現状維持となりました。ありがとうございます。が、ここで石の向きについて聞くのを忘れてしまい、少し斜め向きに描いてしまったのであります……後々直しの作業に入りますが、今は斜めで進みます。すみません。
影や右側の膨らみを削り、平らな感じに仕上げます。
次に、背景は“星空”でしたので、それなら自分にも描けますから喜んで描かせていただきました。建物とか、ジャンルとか、エッセーにて練習していなかったので無理ですが、空なら今後の募集で出来ることの一つに組み込めると勉強になりました。
そして背景を描き、名前を彫ります。彫った感を出すため少し暗めの色で文字入力の機能にてやります。
最後に、鎖を決めたかったのでサンプルを3パターン描きます。
1,ボールチェーン風。
2,ボックスチェーン風。
3,ロープチェーン風。
と、好みのものがなかった場合でも対応可能とし、サンプルを送らせてもらいまして、ドキドキであります。




