✣ 木曜日のピクシー ✣
✣ぼっち企画✣
『一週間の女たち』
何を描きたいかは、火曜日には決まっていた。完全武装の姫様よりも…しかし、どんな風に描くかはぼんやりしていて――だけれど動画サイトで“タンゴ”を見て閃いた！
これ↓
――が、結局、形が決まらない。
もっと躍動感が欲しい！ だけれど自分はそれを描けるだろうか……なーんて思いながらやってみた。
これ↓
ピクシーからフェアリーから、妖精についてウィキでだがチラチラと調べ、“彼らは森で踊る”だなんて書いてあったから、「動画で見た＋妖精っていいじゃん！」と思い、組み合わせたんだが…
まあ、難しい。
一枚目のものは、なんだかしっくりこない。二枚目はフェアリーなんて可愛らしいもんではなくなりそうだが、創作意欲が湧いてくる。その二つの間で揺れ動くこと約……ずっと。悩みに悩んで、やっとこさ作業に取り掛かるのである。
まずは、手から。
ピクシーの左手、腕の形を決める。踊り…って言いますか、身体をどうするかって自分の中では手が重要な部分の一つだと思っている。もしかしたら色んな意味で「そんなこと…」と笑われるかもしれないけれど、いくら可愛らしく顔が描けたとしてもその側にある手が何にもなれなかった――何も表していないように見えたら、台無しだなと思うのだ。
私は、このピクシーに奇っ怪な踊りを踊って欲しいのだ。イタズラ好きで、ふわんとした存在からかけ離れたもの…
で、次に右手側。
そして、太もも、足ときて全身――胸はデカけりゃいいってもんじゃなく、大事なのはカタチ。
人型のようで、人間じゃない感……大事な羽もまた自由に妄想に任せる。
最期に、表情を描くのであるが…いや消して整えるのだが――
……爆笑。
踊りたくなるってことは、イタズラ大成功の証でしょう？
だからの大笑いである。もうこれでいいんじゃないのか？ と、思う自分もいるのではあるが彼女に色々やってみたいので色を付けていく。
レイヤーをそれぞれ用意し、体と髪と羽の裏…表？側に色を塗ります。
体は縁を作るように中で塗って、羽の模様を描くために背景を作ります。
羽の中を塗り、白で模様を描いて……
ひたすら消しゴ厶で消していきます。
そうしましたら最後に飾り付けをしまして出来上がりです。
題して、『見よ！ 爆笑の舞』
盛り付け過ぎて羽の存在がなくなってしまった…というか、失敗した。
……お疲れ様でした。
