妖精 ⅰ
今年最後の一枚――となるのか、わかりませんが…今年はいっぱい描いたので総まとめとして「自分はどこまで出来るか?」に挑戦。……とは言ってもいつものことなのですが、ふわっと描きたいものが浮かんだので、その妄想をどれだけ一つの絵に描き込めるのかやって行こうと思います。
これまでは、描ている途中で構図変更はやりまくって来ましたけれども、細部まで――となるとどこか諦めてたのですよね。ま、ちょっと機能的なこともあるのかもしれませんが。
そりゃあ、すべて全力で描いてきましたが、自分が得意なことって結局なんだろう? 好きな描き方ってなんだろう? 人間はほんとに描けないんだろうか? あれやこれや…
で、人間ではない人型の妖精とか人魚とか魔物とか描くのは意外と好きだなあ、と。
それプラス!
木とか花とか星とか、毛とか描くのはもっと好きなのでそれらも描き込み、思いつきと偶然と「これだけは!」を念頭に2018年のお絵かき締め括りとしてどれだけ自分は上手く――思い通りに出来るかやって行こう思います。
まず、背景を描きます。
この時点では人魚を描こうと思ってます…
エアブラシ台形60%さんを使い、白とグレーで横顔を作って行きます。別のレイヤーにぼんやり髪の毛の雰囲気を描いておきます。
だいたい描いて削って形を整え…ようとしましたが上手くいかないかったので首から下も描こうと思ったのですが、これだ!という感じがなかなか浮かんで来ず、それよりも顔がどこを向いているのかわからなかったので直して行きます。
まず、目。
半開きのような目ですが、ぱっちり開けたときに目の中心がくぼみのところに来るだろうところを考えて描きます。
ちなみに目はこんな感じです。
目指すは可愛らしさ…自分の好みが球体関節人形ちっくなので、頑張ってそれらしいものに近付けます。これまででわかったことは、自分はやたらと皺だったりなんだったり描く方向に走りやすいこと――なので、なるだけリアルな人間の皺でなく人形よりに…なって欲しい……
次に耳を描きます。
完成予定図では、人間ではないのですが人間の耳を描いときます。
眉間とくぼみを一直線に結び、鼻と顎、顎…というよりエラから引いて後頭部を作り、最後に首の縦ど真ん中を走る補助線を描きます。
ちょっと…補助線を消していた画像を投稿してしまってコレなのですが、耳の上の付け根が目のくぼみからの線に、耳の中心程が首の線に、残りは自分の好みの角度になっているかぐらいなだけの線ではありますが、やっぱり線があった方がやりやすいですね。――といってもあっさりした耳ですが。
出来たら、首から下を描いて行きます。
やりたいことがあったので、腕を前ヘ、上へ…目の前ヘ……
――とやって、どうにもイマイチでした。自分にしては珍しく少々時間をおいてやってたのですがサッパリ…。やりたいことはあるのに決まらない。どう考えても決まらない。自分の腕を撮って描いても全然。
どうにもこうにも気分が乗らなかったので、腕を出してどうのこうのな感じはスパッとやめて、次の策を妄想します。
アップ。
角度と髪を変えて再出発です!
気分を入れかえて髪を作っていきます。
もふもふ…
色が思う通りになりましたら、消しゴムで線を引いていきます。
ついでに別色バージョンも試しに描いてみます。
……うーん、ごちゃごちゃした感じに見えるので先に描いた方を使います。
続いて、髪の毛色に合わせた目を描いて行きます。目に光を入れたいのですが状況がわからんので、今、頭にある背景を描き込みます……というか消します。
窓です。大好きな線対称定規です。
そして、目にポチッとGペンソフト君にて白色を付けます。でも、目の大きさと角度が気に食わなかったので変えます。
ここまで描いたら、耳が寂しく感じましたのでいよいよ人間ではない部分を作ります。
えへ(*´∀`)
まつ毛も耳とお揃いに。
自分が思っている以上に、自分は自分の絵が好きです♡
まあ、自分大好きなこさじさん、とでも笑ってやって下さい。でも、自分で作ったものから好きだと思える箇所、納得出来る部分を見つけられなきゃ、やっていられませんよ。
さて、トンガリ毛耳の部分は髪の上に置いた新しいレイヤーに描いたものなので遠慮なく消しゴムで透明感を出してみます。
チークもつけてみました。
なかなか可愛らしい妖精が出来ました。はっきりと球体関節人形…ドール…ドールと心の中で唱えていたのが良かった。それと参考に人形を作っている動画を気分転換に見ていたので。
そうして、髪の毛をもう少し丁寧に……
『妖精(途中経過)』が出来ました。
次は、いったん妖精はおいといて背景に…考えがまとまったら取り掛かろうと思います。妄想の雰囲気に到達するまでは道のりが長い……
お疲れ様でした。




