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300文字の物語  作者: 帆ノ風ヒロ / Honoka Hiro
300文字の物語 〜Third Season〜

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92/136

電子の世界にて

電子の世界を訪れる度、

いつもの他愛ないやり取りや、

新たな出会いが生まれている。


すれ違うだけの人。

遠くから見つめてくる人。

手を振ってくれる人。

声を掛けてくれる人。

心へ寄り添ってくれる人。


想ってくれる相手の数だけ

様々な反応と交流がある。


そんな交流の中で、

私はふと思う。


千を越える縁を

こうして紡いできたけれど、

親しく言葉を交わすのは

ほんの一握りの繋がり。


細い糸を掴むような行為だけれど

そこには確かな温もりがある。


スマホの画面から顔を上げた時、

ふと思い出すことがある。


最近疎遠のあの人は

この電子の世界の中で

どんなつぶやきを

残しているのだろうと。


それはきっと

別れた恋人の現在に

想いを馳せる気持ちと似ている。

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― 新着の感想 ―
[良い点] なんか愛を感じます。 ささやかで気づかないレベルの愛。こういう愛と呼んでいいのか分からないけど、きっとどこにでもある気持ちを描くのお上手ですよね。
[一言] 電子の世界には日々新しい出会いがある一方で、疎遠になるサイクルも早いような気がします。 けれど、どちらの世界でも、心は「確かな温もり」を辿って同じように動いているのですね。少し切なくて、素…
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