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300文字の物語  作者: 帆ノ風ヒロ / Honoka Hiro
300文字の物語 〜Third Season〜

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花粉


「もしも私と出会わなかったら。

 そんな風に考えたことある?」


「急にどうしたの?」


 不思議に思って彼女へ問うと、

 悪戯を思い付いた

 子どものように笑った。


「ちょっと聞いてみたくなったの」


「どうだろうね?

 きっと、いつかどこかで

 出会ってたんじゃないかな?」


「そんなセリフ、どこで覚えたの?」


 冷めた目で僕を見ながら、

 自らの体を抱きすくめている。


「そういう言い方はないだろ」


「恥ずかしくて、体が溶けるかと思った。

 そう考えると、植物って凄くシャイよね。

 自分から告白できないから、

 種を飛ばしてみたり、

 蜂にラブレターを運んでもらったり」


「僕らはその求愛に巻き込まれたのか」


 花粉ガードのマスクを付けて、

 今日も二人でデートする。


角掛みなみ様が展開されている

「サカイメの書架」にて、四度目の採用となりました。

下記リンクから動画を見ることができます。是非♪

https://youtu.be/2mjXv2dftMw

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― 新着の感想 ―
[一言] 四度目の採用、おめでとうございます♪ すごいですね!! 花粉、鼻がムズムズします。 花粉ガードのマスクをつけてデートをしながら、植物の求婚を語る……。 日本のあちらこちらで、そんな可愛ら…
[良い点] ロマンチックな発想! [一言] おめでとうございますヽ(^○^)ノ 選ばれるのも納得というか、別のが選ばれていたらこの作品を押し退けて選ばれるなんてどんな作品なんだろうと興味を持ってしまう…
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