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300文字の物語  作者: 帆ノ風ヒロ / Honoka Hiro
300文字の物語 〜Third Season〜

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ヒーロー


テレビで見ていたヒーロー。


夢中にさせてくれた彼等が

現実にはいないと知った瞬間、

ひとつ大人になった気がした。


それは、サンタクロースの

真実を知ってしまった瞬間に

どこか似ていた。


そうして思春期も過ぎ、

ビジネススーツへ袖を通しながら、

これもいわゆるヒーロースーツだろうと

ひとり苦笑を漏らした。


君に出会ったあの瞬間から、

僕は、君だけのヒーローで

あり続けたいと願った。


忘れたはずのヒーローという存在が、

いつしか自分の目標になっていた。


あれからどれだけの月日が流れただろう。

生まれてきた我が子を抱いた瞬間、

思わず溢れた涙で視界が歪む。


守るべきものが、またひとつ増えた。

これからの僕は、

君たちのヒーローとして生きる。


角掛みなみ様がYou Tubeにて展開されている「サカイメの書架」。

十二月の応募作品です。

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