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300文字の物語  作者: 帆ノ風ヒロ / Honoka Hiro
300文字の物語 〜Second Season〜

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天の川

「天の川ってネーミング、

 センスあるよねぇ」


 満点の星空へ煌めく光の帯。

 君はそれを

 うっとりした顔で見上げている。


「そうだね」


 僕は、そんな君の横顔に見とれながら、

 胸の中へ込み上げる不安を

 抑えきれずにいる。


「空へ川を思い浮かべるなんて、

 大胆な発想よね」


「僕にもそれくらいの才能があればね」


 つい、そんな言葉が口を突いた。


 いつまでこんなことを続けているのか。

 答えのない自問自答は続く。


 君を待たせてばかりで、

 寂しい想いをさせているんだろうね。


「いつまでも待ってるから」


 真剣な目が、僕を捕らえて離さない。


「流れに逆らわず、身を任せればいいの。

 諦めなければ、チャンスは巡ってくるから」


 君はいつでも、僕に力をくれるんだ。


角掛みなみ様が展開されている「サカイメの書架」。

五月の応募作品です。

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