表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
300文字の物語  作者: 帆ノ風ヒロ / Honoka Hiro
300文字の物語 〜Second Season〜

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

47/136

愛の魔法


一枚の書類。そこへ素早くペンを走らせる。


紙切れで始まって、紙切れで終わる関係。

それは、私が好きな夢の国への入場券に似ている。


疲れた体と心。口元には苦笑。


ふたりの夢の時間。

それは愛の魔法が効果を失ったように、

呆気ないほど簡単に(つい)えた。


お揃いの指輪を身に着けて、夢の国の中で、

夫婦という役割を演じていたに過ぎないのだろう。


最初は、糸のほつれを見つけただけだった。


何の気なしにそれを摘まんだ途端、

するすると滑るようにそれは(ほど)けた。


気付けば綻びは、

取り返しが付かないほど大きくなっていた。


急速に惹かれて始まった恋は、

不倫という愛のもつれで終わった。


それはまるで、

ジェットコースターのような結婚生活だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろうSNSシェアツール
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ