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300文字の物語  作者: 帆ノ風ヒロ / Honoka Hiro
300文字の物語 〜Second Season〜

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36/136

青い鳥


ある人は、それを見たという。

ある人は、その羽根を拾ったという。

ある人は、それに触れたという。


酒場で一杯やったとき、

隣の女が言ったんだ。


幸せを運ぶという青い鳥の話さ。


気のない素振りをしながらも、

俺の前には現れないと、

心でそっと(うらや)んだ。


きっと俺は

巡り会う機会を(のが)した。


人生ってやつは

一瞬のチャンスを

モノにした奴が勝者。


わずかに油断しただけで、

グラスの中の氷のように、

軽く足を滑らせる。


もう転ぶまいと

細心の注意を払い、

俺は体を硬くした。


守りに入ったこんな俺では

青い鳥など寄りつかん。

精々おまえが

隣で酌をするだけだ。


幸運なんて

若い奴らにくれてやる。


こんな俺でも

技と経験、(つちか)った。

後は(おのれ)

道を開いてゆくだけさ。


角掛みなみ様が展開されている

「サカイメの書架」にて採用して頂きました。

下記リンクから動画を見ることができます。是非♪

youtu.be/OghpY3vcszw

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