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300文字の物語  作者: 帆ノ風ヒロ / Honoka Hiro
十月の物語

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22/136

染まる


 視界一面へ広がるのは

 胸を焦がすようなあか


 それが瞳を通じて

 心へ鮮烈に焼き付いた。


 四季折々の風情を楽しむ。

 

 君と出会う以前の僕は

 そんなことに興味はなかったのに。


 僕の目に映る景色が、世界が、

 劇的な変化を迎えたんだ。


 こうして、心動かされる日々。

 僕が君の色へ染まるのか。

 君が僕の色へ染まるのか。


 季節の巡りと共に

 君の温もりを側で感じよう。


 ゆっくりと時間をかけて

 もっと君のことを知りたい。


 解け合って

 混ざり合って

 やがてひとつになれたなら。


「また来年も、ここで紅葉こうようを見よう」


 隣に立つ彼女へ微笑みかける。


「絶対に来ようね」


 柔らかな笑顔を返してくれる君。


 そっと口づけを交わせば、

 美しい顔へ

 紅葉もみじのようなあかが差す。



挿絵(By みてみん)

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