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300文字の物語  作者: 帆ノ風ヒロ / Honoka Hiro
八月の物語

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夏休みには夢の国まで

 

 夢の国なんてあるはずがない。


 実家へ続くあぜ道を辿っていると、

 不意に幼い記憶が蘇った。


 先日のこと。

 小学五年の息子が夏休みを利用して、

 二週間ほど実家へ泊まると言い出した。


 想い出の景色を

 息子までもが辿るという出来事は、

 不思議でいて嬉しい。


 あの子に、

 人生まで同じ道を歩ませようとは思わない。


 僕が叶えられなかった夢。


 それはそれで

 生涯に苦みを与える要素のひとつとして、

 胸の奥へしまっておくのが丁度いい。


 それぞれの人生。

 体は小さくとも、一人の立派な人間。


 男子、三日会わざれば刮目して見よ。


 そんな言葉がまさにぴったりだ。


 玄関先に現れた息子は真っ黒に日焼けして、

 白い歯を見せ笑っている。


 夢の国。こんな所にあったとは。

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