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300文字の物語  作者: 帆ノ風ヒロ / Honoka Hiro
300文字の物語 〜Free Style〜

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孤高の天才 3-3 「古賀コン8参加作品」

「高峯さんに憧れてるんです。追いつけるように頑張りますから……か」


 ひとりになった深夜のオフィス。椅子に深くもたれると、溜め息が漏れた。

 差し入れの缶コーヒーの温もりに、ささやかな癒やしを感じてしまう。


「孤高の天才か……僕は、そんな大層な人間じゃないんだよ」


 孤高の天才と書いて、社畜の(かがみ)と読む。高峯にはぴったりのアダ名だよな。

 そんな陰口も聞いている。


「僕はただ、お客様が満足してくれるものを提供したいだけなのに……どうしてこの考えに付いてきてくれる人がいないんだ」


 仕事のために、自分を犠牲にしてきたことは否めない。そんな僕でもこの会社を移れば、ただの人に成り果てるだろう。


 孤高の天才など、どこにもいない。

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