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300文字の物語  作者: 帆ノ風ヒロ / Honoka Hiro
300文字の物語 〜Free Style〜

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夏が聞こえる

 真夏のアスファルトを踏みしめる。


 ステーキでも置いたら

 見事に焼けそうな暑さだ。


「そんなの、誰が食べるんだよ」


 思考を打ち消して苦笑する。

 暑さで脳をやられたか。


 すべてを夏のせいにしていると、

 風鈴の軽やかな音色が聞こえた。


 その微かな余韻に心が震える。


「昔からそうだよな」


 夏の到来を知らせる鐘のようで、

 僕には特別な音として響く。


「ラムネが飲みたい」


 連鎖反応を起こし、体が欲する。


 ビー玉と瓶がぶつかり合う音も、

 心を刺激する夏の音だ。


 幼い頃は、瓶の中のビー玉を

 どうしても取れなかった。


 飲み口を外せばいい。

 ただそれだけのことに

 気付いたのはいつだったのか。


 興奮と共に取り出したビー玉は

 あの時の僕には宝石のように映った。

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