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300文字の物語  作者: 帆ノ風ヒロ / Honoka Hiro
300文字の物語 〜Third Season〜

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粉雪が舞う

 彼女はいつも、

 汚れを知らないような

 笑顔を浮かべていたから。


 僕は、君が抱える苦しみに

 気付いてあげられなかった。


 窓の外には粉雪が舞う。

 それが、君の零した涙に思えて。


「どうして、何も言ってくれなかったんだ……」


 後悔の念に囚われた僕は、

 唇を噛んだまま、この場を動けずにいる。


 握りしめた掌に爪が食い込む。

 けれど、こんな痛みを与えたところで、

 君が味わった苦痛に届くはずもない。


「お願いだから、戻って来てくれ」


 ベッドで眠る君の手を握り、

 祈ることしかできなかった。


「今度こそ、君をひとりにしないから」


 全てを終わらせるには早すぎる。

 雪に染まった景色のように、

 真っ白にしてやり直すんだ。


 そうして、目を開けた君は微笑んだ。

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― 新着の感想 ―
[一言] 彼女が戻って来てくれて、よかったです。 今の時期にぴったりで、キュンとしました。 こんどは二人とも、お互いの手を離さずにいられたらいいですね。
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