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300文字の物語  作者: 帆ノ風ヒロ / Honoka Hiro
300文字の物語 〜Third Season〜

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ふたりぶん


 休日の夜。


 何気なく目に止まった

 レストランへ入り、

 多数の料理をオーダーした。


 ふたりぶんのグラス。

 ふたりぶんのカトラリー。


 テーブルを彩る華やかな食事に

 気分が上がる。


 栄えるようにデザートも追加。


 食べる前に撮影。

 これはもうお約束だ。


 料理が冷めてはいけない。

 撮影はほどほどに、

 ここからは黙々と平らげる。


 けれど、

 さすがにこの量はきつい。


 最近、体重が増えたのは

 やっぱりこれが原因か。

 デザートまでは盛り過ぎた。


 店を出て、公園のベンチで休憩。


 スマホを取り出し、

 SNSのアプリを起動。


『今日は恋人とのデート!

 予約していたレストランで

 最高のディナー♪』


 必死さが痛々しく思えてきた。


 私は誰に向けて

 アピールしているのだろう。


角掛みなみ様がYou Tubeにて展開されている「サカイメの書架」。

八月の応募作品です。

〜お題「恋人」〜

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― 新着の感想 ―
[一言] タイムラインを流れるキラキラした投稿の数々は、どこまでが本当なのでしょう。 『電子世界の誕生日』とは目線が違っても、同じ虚しさが漂っていると感じました。 主人公はもう一人の自分に恋している…
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