彼女のトリセツ
彼女はとても分かりやすい性格だ。
例えば…
さっきまでたくさん喋っていたのに急に静かになる時
こういう時は大概お腹が空いた時だ。
お腹か空いたんでしょって聞くと、
「えっ!空いてないよ」
と答えるが、そのまま言葉を間に受けないように。
段々とお腹が空きすぎて、不機嫌になってくから。
そこで、何食べたい?と聞くと
「うーーん」
と悩み始め考える彼女。
でも、僕には何が食べたいのか顔を見ていれば大体は分かってしまう。
「うん、分かった!うどんね」
「なんで分かんの!?」
…長いこと一緒にいれば分かりますとも。
例えば…
買い物しに洋服を見ている時
彼女がどっちがいいか迷っていると必ず僕に聞いてくる。
「ねぇ、どっちがいいと思う?」
世の男たちはこのセリフを何度となく聞いたことだろう…
僕もその1人。
洋服はどっちも彼女に似合いそうなデザイン。
どっちも似合うよとかは言わないように…
彼女も本当はどっちもいいと思ってるからこそ、僕に可愛いと言われたほうを買いたいと思ってるから
「迷うけど、君ならこっちかな?」
「これ可愛いよね!買ってくるから待ってて!」
……次のデートが今から楽しみだ。
例えば…
彼女は我慢強い子だから何かと溜め込んでしまう。
今はそういうことはあまりなくなったが、昔はもっと酷かった。
何か大事なことを言う時、彼女は頭をフル稼働して色々考えてる。
"これを言ったら嫌われないだろうか"
"悩ませてしまうかもしれない"
"迷惑になるかもしれない"
とか、いろんなことを考えてしまうから
口を固く閉ざして言えなくなってしまう。
そして、ある日突然気持ちが爆発してしまうのだ。
様子がおかしいから
「なんかいつもと違うけどどうした?なんかあるなら聞くよ?」
と聞くと、話をし始めるが段々と涙声になり目から大粒の涙がポロポロと零れるから僕は大慌て。
その時に僕は言ったんだ。
「辛いときは辛いって言って?悩み事があるならいくらでも聞くし、君が色々考えて口に出すより、何も考えずに僕に言ってくれたほうが僕は嬉しい」
それがきっかけで、彼女は少しずつ言葉に出していくようになった。
我慢強くて甘えベタな彼女だけど、そんな彼女が僕は大好きだ。
これが彼女のトリセツ。




