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♫第六話 刻時鍛人(こくじかぬち)が住む堅香子(かたかご)の咲く世界
――暦を司る神さまを時神としてあがめる人たちがいる。その使者として時を旅する者たちは暦人やカレンダーガールと呼ばれている。その時間移動には太陽と月の光、そしてそれらを祀る場所に開く「時の扉」が使われる。いにしえより続く、限られた人たちだけが、その役目のために隠密行動で時を超える。そして彼らの原動力は、いつの時代も人の世のやさしさ――
二次会場
「さて織姫大神宮にて挙式してきたご両人をお迎えして、友人の皆さまが中心のざっくばらんな二次会のスタートですよ」