携帯チャット
地獄の昼休みが終わりを告げてから2時間後
今彼らは6時間目の授業を受けながら
佐「放課後ナニするかは大丈夫だな?」
櫻「ナニをカタカナにするんじゃねぇ!なんか変な事に見えるだろ!」
凛「変な事ってなに?」
佐「クリボーは知らなくていい!お前は真っ白のままでいてくれ…」
櫻「お前凛をなんだと思ってるんだよ」
と言う風に携帯でチャットをして話していた
今回は彼らの携帯チャットの内容を見てもらうとしよう
凛「ていうか今日ナニするんだっけ?』
櫻「凛!お前は使うな!」
佐「一体誰がお前を汚したんだ!!」
櫻「お前だろ」
凛「ところで今日の予定って?」
櫻「それは佐伯の方から説明してもらう」
佐「お任せガッテン!」
櫻「お前何かと残念だな」
凛「残念の固まりだ」
佐「残念っていうなぁ〜泣」
佐伯さんが退室しました
凛「え?」
モンブランさんが入室しました
櫻「…」
凛「…」
モ「…」
モンブランさんが退室しました
佐伯さんが入室しました
櫻「空気は察したな?」
佐「はい…痛いくらいに」
櫻「とりあえず話を進めてくれないか?」
佐「お任せガッテン!」
凛「立ち直り早っ!」
櫻「…」
凛「…」
櫻「そして、打ち込み遅っ!斜め後ろの席だから打ち込んでる姿丸見えで切ないな…」
凛「後ろから見ても切ないわ」
佐「ジャジャーン!!今日の私たちの放課後活動内容はクリボーに変をさせようです!」
凛「テンションの違いにビックリだね。てか変?」
櫻「多分恋の間違いだ」
佐「…」
櫻「しかも、お前書いて間違えるならまだしも打ち込んで間違えるってどういうことだよ」
凛「それに、打ち込みにかかった時間と文の長さの割の合わなさ」
佐「…」
櫻「携帯置いて机に突っ伏すな!」
佐「だってよぉ。責めすぎだぜぇ。泣」
凛「ごめん、ごめん!元気出して☆」
佐「凛はかわいいなぁー▲」
櫻「元気になったのは良いけどなんで▲を使う?」
佐「凛が☆つかったから俺もと思って…」
櫻「せめて♪とかにしろ!」
佐「せめて♪ってなんかエロいな。笑」
凛「死んでこい」
櫻「上に同感」
凛「お、佐伯が先生に当てられた!笑」
佐「なんぺーじおしえ」
凛「めっちゃ焦ってる。笑』
櫻「53ページだ!」
凛「笑」
櫻「笑」
佐「お前らヒドすぎ!」
櫻「53ページなんて入学して一ヶ月しか経ってねーのにいくわけねーだろ。笑」
凛「笑いすぎてお腹痛い〜笑」
キンコンカンコーンキンコンカンコーン
チャイムが本日最後の授業の終了を知らせる
『マジでアホだー』
授業が終わり凛が笑いながら言った
佐伯はがっくりと机に突っ伏している
そんな佐伯に櫻井は肩を叩いてこういった
『お前に生まれなくて俺は本当に良かったと思うよ』
この後、佐伯がどうなったかはいうまでもあるまい