第8話 またお前か
よ、よし。当初の予定には無かったけど。
なんとか6話の分はフォローしたぞ...
「私は神です。若くして死んでしまった貴方に二度目の人生を与えましょう」
目が覚めると、目の前は淡く輝く発光体からそんな声が聞こえた。
この声、どこかで聞いたことがあるような...
それに、俺はまた死んだはずじゃ?だから二度目じゃなくて三度目じゃ?
「あっ、君そっち?」
そっちとは?
あっ、それにこの声一度目の転生の時と同次人だ。思い出した。
「君はチキュウからの転生者だね」
そうですね
「向こうで死んじゃったのか...最近少なかったんだけどな」
えっ?
なにが何だか理解ができない。
「いやー、一度目の時チートあげたと思うんだけどさー。折角転生したのに事故とかで直ぐ死ぬ人とかたまに居るからさ。
そういう時はチュートリアルって事で記憶を残したまま1回目まで時間が戻ることになってるんだよね」
なるほど。だから俺は覚えていてもアンタは俺の事を知らなかったわけだ。
「まぁ、そういうことね」
因みにまた同じ転生先?
「いや、2回目って事で転生か転移か選べるよ。この前は転移して死んじゃったみたいだからね〜。
転生しとく?貴族の家とかに転生させられるよ?
色んな教育とか受けれたり、贅沢とかも結構出来ると思うけど?」
いや、それは願ったり叶ったりなのだが、それ初めから出来なかったのか?
上手い話過ぎで少し...かなり怪しいのだが。
「いや、転移とか転生できるのってさ。割と前世で善行詰んでるのよ。だから、ご褒美的な?転移の方がコスト低いから基本はそっちのが助かるのよ。でも、今回みたいにご褒美が微妙だったらそのお詫びで転生出来るってだけよ。」
なるほど。じゃあ転生させて貰いたいな。
「了解〜」
質問なのだが、前のチートは引き継がれるのだろうか?
「まぁ、付けることもできるよ。ただ転生特典がちょっと低くなるけど」
更になにか付くのか!?
「全魔法に対する適正と、後転生先が大貴族とかかなー。
まぁ、そこら辺は前世の善行がどの程度かにもよるけど。」
なるほど。
まぁ、大丈夫です。チートはつけておいて貰えるとありがたいです。
「了解。じゃあ行ってらっしゃーい」
段々と意識が薄れていく。これは一度目の転移でも経験した。
こうして俺は2度目の転生を果たした。
最後まで駄文にお付き合いいただきありがとうございます。
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