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双神の御子  作者: 南瓜遥樹
第一章 学院対抗戦編
27/62

十一話 ユート・ラルシエール (上)

最近文章短くてすいません!


次回からは普段通りの長さになると思います

 少しユート・ラルシエールと言う少年の話をしよう。


 彼が神話級になったのは10歳の時。

 そこから五年間、彼は世界の秩序を保つために奮闘してきた。現在は学院に通っており、その任は一時的に解かれているが。


 では彼がその歳で神話級になれた理由はなんなのか?


 ユートが10歳の時、つまり今から五年前。


 当時のユートの状況はとにかく酷かった。それは死ぬよりもよっぽど地獄を味わって居たから……


 その日彼の身体に変化が起きる。

 それは脳に直接語りかけて来る『声』だった。

 その声の主はイルナギ。

 彼の正体は正真正銘の()だった。


 神であるイルナギはユートが七歳の時、とある理由でユートの身体にその身を宿した。


 それから三年間、イルナギはユートという少年を誰よりも近くで見ていた。


 ーーー彼が()()()その瞬間まで


 イルナギがユートとコンタクトを取る様になってからユートの力は激変した。

 それも当然の事。

 何せユートの振るう力は神そのものの力なのだから。

 イルナギは万能神と呼ばれ、奉られている神だった。

 イルナギ自身に()()()()()()()なんでも完璧にこなす、それがイルナギの力。


 万能と言って聞こえはいいかもしれないがイルナギの力は()()()()()()()()()()()()


 つまりその力を使うユート自身に出来る事しかイルナギの力は発揮しないのだ。


 その点においてユートとイルナギの相性は最悪だった。

 そう、ユートには適正魔法が無かったのである。

 仮に適正魔法が一つでもあったならその属性はこの世界で最も強力なものになり得ただろう。しかし、現実とは残酷なものでユートにはイルナギを活かす才が無かった。

 この世界で適正魔法が無い者は落ちこぼれと蔑まれている。

 ユートは誰よりも非才だった。


 そこでイルナギはユートの力を伸ばす訓練をユートに施した。その期間は若干三ヶ月という短い時間だったが、とても濃密で常人では耐えられない様な訓練だった。

 ユートは文字通り死にかけた事もあったし、訓練中に腕を捥がれた事もあった。

 だがユートは泣き言一つ吐かずにイルナギの訓練を耐え忍んだ。


 彼が鍛え上げた力、それは魔力の増幅と無属性魔法の強化、そして自身の身体能力である。

 どれも誰でも鍛えられるものだが生憎ユートが身につけたそれは普通じゃない。


 そしてユートは普通の人間族には到達出来ない境地に達した。

 己が限界を超えただ強くなりたいというその気持ちのみで彼はそこまでの力を手にしたのである。良くも悪くも彼、ユートはただ強くなりたいと言う理由だけで自らを鍛えていた。

 そこに感情は無い。

 ーーー()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()のだから。


 その後彼は各地を転々と回りただ力の限り、自分の目の前に立ちはだかるもの達を蹂躙していった。自暴自棄だったその頃のユートは、目の前に移る全てのものが敵に見えていた。

 ある時は魔物や魔族、ある時は同じ人間、またある時は他の種族を……

 そうしてる間にユートはある一人の女に出会う。

 それがユートとエリエル、最初の出会いであった。


 それからユートはエリエルについて行くことを決め、神話級の一人となる。


 それが彼の人生の二度目の転換期だった。


 少年の、ユートのこれまでの人生は他の誰よりも過酷で凄惨な人生だった。


 あえてもう一度言おう。


 ーーー彼は決して天才などでは無い


 努力の末に今の彼の強さがあるのだ。


 ユートの事を何も知らないアイラでは、彼の強さを単に天才の一言で片付ける他無かった。









人物紹介(現在公開可能のプロフィールです)


ユート・ラルシエール

15歳(男)

人間族


神と契約してる少年。

10歳の時、神話級になる。現在の序列は二位。

戦闘中の彼の姿から周りからは〔黒鬼羅刹〕などと呼ばれ畏怖されているが当の本人はあまり気に入ってない。


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