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主要登場人物


本條暁人ほんじょうあきと

種別:人間→第四吸血鬼(夜恵徒)

髪の色/目の色:茶/黒

血因の親:ルーレスト・サングイス

忌罰ダムナティオ:人間と吸血鬼以外の血


「お前にとっての剣が俺にとっての吸血鬼なんだ。つまり吸血鬼こんなものは道具であり手段でしかない。

 化物を殺すには化物になるのが一番手っ取り早いだろ?」


 本作の主役である少年。先天的・後天的、両方の面での異常者。本人もそれを自覚しており残り僅かな寿命を使い潰す事や、殺し合い等の他者の命を奪うことにも躊躇いがない破綻した人格と思考を持つ。結果的に後悔や躊躇いといった人間的な弱さを持たない強さも兼ね備えている。颯からは、能動的な自殺主義者。本音と建前がごった煮になってると評されている。

 物事の解決法方が暴力に偏っているが血に餓えているという事でも戦闘狂という事でもなく、あくまで「手段」としてしか見ていない。殺人も闘争も殺し合いも自分が吸血鬼に新生なったことでさえ、「目的」を達成するための「手段」としか認識していない。

 吸血鬼になってからはS&W M500とグロック19の二丁拳銃を闇祝グラティアと併用して戦うが素手やナイフ等の方が強い。

 「吸血鬼(ヴァンパイア)殺人事件」の第一の被害者である桜乃の元恋人であり第一発見者。彼女の殺された理由を知るために事件に関わり吸血鬼達の闘争へ自ら足を踏み入れていく、というのが建前の理由である。

 本編開始前に小規模とはいえ人身売買の組織を単独で壊滅させる、吸血鬼ケーシャと戦い殺害しているなど戦闘力は狩人と遜色ないほど高い。

 因みに喫煙者。吸っている銘柄はアークロイヤル。

 闇祝グラティアは「虚鳴響啖(イレイザーヘッド)

 殺傷性B   強化性B   貼付性A

 広域性C   持続性C   操作性S



ライラ・ツキカゲ

種別:人間→第三吸血鬼→還人

髪の色/目の色:薄い金/青

血因の親:ルーレスト・サングイス→なし

血因の譲渡先:本條暁人


「弱くても、躊躇っても、過去を後悔してもいい。だって私は人間でしかないから。人間だから最後に立ち上がって吸血鬼(お前達)を必ず倒す」


 ヒロインの一人。日系の狩人ベラトール

 自分の住んでいた村を吸血鬼に滅ぼされており自分の家族や友人の敵を探している。

 ルーレストから狩人ベラトール達への見せしめとして吸血鬼にされるが吸血鬼の血因を暁人へ譲渡し還人になる。その後は本来の目的と平行して暁人を人間に戻そうと、もし暁人が吸血鬼のままなら自分が始末するために動いている。

 元々は一般人でありながら吸血鬼・人間を殺すことに躊躇いや疑問を抱かない暁人を危険視しており同時に恐れている。そのため最悪の場合は暁人を殺す覚悟。

 真朝曰く、着痩せするタイプの隠れ巨乳らしい。



五十嵐彩香いがらしあやか

種別:人間

髪の色/目の色:ブラウン/黄色


「私を仲間外れにしないで……一人にしないでよ」


 ヒロインの一人。暁人と真朝の幼馴染み。

 暁人のように壊れているわけでもなく、真朝のような常人離れしているわけでもない。端的に言って普通の人間。そのため二人にいつも置いてきぼりにされている。それが彼女にとって堪らなく寂しく不満である。要は大切な存在遠ざかるのを嫌がっている寂しがり屋。



アイリス・クレアロス

種別:第三吸血鬼

髪の色/目の色:金/ブラウン

血因の親:ケイリィン・ハウルヴァーン

忌罰ダムナティオ:(さび)


「さよならホンジョー。次逢ったら引き裂いてあげる」


 ヒロインの一人。ケイリィンの弟子であり吸血鬼としての娘。

 親であるケイリィンが面白いと評した暁人に興味を持ち接触。吸血鬼であることにも人間であることにも関心のない暁人に吸血鬼として生きるように誘うが断られ、力試しに戦闘を仕掛ける。

 巨乳は敵だと思っている貧乳。

 闇祝グラティアは「既死感戟(シックス・センス)

 殺傷性E   強化性B   貼付性S

 広域性C   持続性C   操作性A



ケリア・パーカー

種別:第二吸血鬼

髪の色/目の色:水色/青

忌罰ダムナティオ:所有する闇祝グラティアそのもの


「あら、本條君の頭の中には芥子の花でも咲いているの?」


 ヒロインの一人。最初の第二吸血鬼、であるのだが普通の吸血鬼と比べて必要とする血が圧倒的に少なく吸血鬼としての特性を殆ど有していない。

 元々は何処かの国の役者だったらしいがヴァンパイア・ゼロによって吸血鬼にされる。ある役割のための部品とも言うべき存在、らしいがケリア自身もそれが何かを理解しておらず本人も含めてその辺りは謎に包まれている。

 闇祝グラティアの性質や忌罰ダムナティオ、上記の吸血鬼としての特性のため戦闘力は皆無。現在は祭苑市でシスターを勤めている。

 吸血鬼達の闘争から逃避しているが、街で起きた吸血鬼ヴァンパイア殺人事件と赤月の天園(ルベル・カエルム)をジョージが流通させているのをルーレスト達に伝えるなど間接的な関わりは仕方ないと割りきっている。

 アイリスからは胸の事で目の敵にされているが本人はアイリスの事を妹のように可愛がっている。

 闇祝グラティアは「生想愛詩ラザロ・エフェクト

 殺傷性E   強化性E   貼付性E

 広域性E   持続性E   操作性E



ルーレスト・サングイス

種別:第二吸血鬼

髪の色/目の色:銀/金

忌罰ダムナティオ:不明


「これで土俵は対等だな。さぁーー踊るぞ」


 吸血鬼としての暁人の親。本人曰く、塵の中で生きてきたような底辺の生まれ。吸血鬼になる前から生きるために人肉を喰らっていた。吸血鬼サイドの主役とも言える立ち位置。

 「ルベル・カエルム」と名乗る少女を探しており、その手掛かりとして赤月の天園(ルベル・カエルム)とその製造者であるジョージ・デザードを追って来日。

 狩人ベラトールからの追っ手を増やさないためにライラを見せしめとして吸血鬼にするが、血因の譲渡により暁人が血因の子となる。吸血鬼になる以前から異常な事に巻き込まれ続けていたらしく、その時に全ての吸血鬼の敵とも言える後の博士プロフェッサーと出会う。

 暁人の異常性とそれが原因の短命を見抜いているため吸血鬼として生きるように誘いながら殺し合う、そんな奇妙な関係。暁人自身もルーレスト自体はそこまで嫌っていないため利害の一致等で共闘もする。

 闇祝グラティアは「殲牙魔域サイレンス・オブ・ザ・ラム

 殺傷性S   強化性A   貼付性S

 広域性A   持続性B   操作性S



ケイリィン・ハウルヴァーン

種別:第二吸血鬼

髪の色/目の色:赤/青

忌罰ダムナティオ:塩


「コギト・エルゴ・スム。友人の座右の銘でね、借用させてくれ」


 ルーレストの友人。ルーレストとは人間時代からの付き合い。

 目的はルーレスト同様「ルベル・カエルム」とジョージ・デザードの行方。個人的な目的も多少絡んでいる。

 物腰が柔らかく紳士的であり闘いはなるべく回避しようとしているが、ルーレストやゲーデのような戦闘者達が闇祝グラティア無しではまず勝てないと言うほどの接近戦のエキスパート。

 暁人に対しては友好的に接している。暁人自身も実力の差を理解しているため追い払いたくても不可能という状況。

 アイリスからは親として慕われており、ケイリィンもアイリスの事を大事に思っているなど血因の親子関係としては非常に良好。

 闇祝グラティアは「幻身幽戯(シェラ・デ・コブレ)

 殺傷性E   強化性D   貼付性C

 広域性B   持続性A   操作性A



クラブAMADEUS


月城真朝つきしろまあさ

種別:人間

髪の色/目の色:黒/紫


「ツキカゲちゃんは鳥に翼があることを疑問に思うの?思わないでしょ?それと一緒だよ。強い人にどうして強いのかって聞く方がおかしいのさ」


 暁人と彩香の幼馴染み。クラブAMADEUS・無法地帯コミュニティ女王クイーン。趣味は盗撮。

 暁人とは万が一の時にはお互いにお互いを見捨てるという約束の元で共犯者となっており、今までも情報と武器調達の面でサポートしていた。

 政府が闇に葬った情報も閲覧出来るほどの凄腕ハッカー。本人はヤバい情報はなるべく見ないようにしているらしいが嘘だと思われている。

 本編開始前から暁人が短命だと知っている四人の内の一人。



蝶野颯ちょうのそう

種別:人間

髪の色/目の色:両方とも黒


「アンタが本気で人間守る気なら、まずアキみたいな奴から殺すべきだろうが!」


 クラブAMADEUSのNo.2とも言うべき立ち位置の青年。紫音に好意を寄せている。

 父親が傭兵だったため火器の扱いや手入れに手慣れており、体術もかなりのもの。

 暁人の事をアキと呼び親しくする反面、暁人の性質を誰よりも理解しているため誰よりも暁人に対して恐れている。

 それなりに腕はたつが常人の域であり、人間時代の暁人や狩人ベラトールには及ばず当然吸血鬼にも真正面からでは勝てない。狙撃などのやり方で暁人の戦いをフォローする。

 本編開始前から暁人が短命だと知っている四人の内の一人。



ナディア

種別:人間

髪の色/目の色:青/灰色


「……ここで飲むんだったら最低限の礼儀は守って頂戴。ミスター・ヴァンパイア」


 クラブAMADEUSでバーテンダーとして働いている女性。以前真朝が美人だからという理由と暁人の吸血鬼探しに関わっていた組織に拉致されていることで目をつけて暁人を使い組織の配下を全滅させた後AMADEUSで働くように誘われ、行き場もなかったのでそれを了承している。

 面倒見がよく紫音などのAMADEUSの女性陣やライラなどの相談事を受けている。



幸上紫音こうがみしおん

種別:人間

髪の色/目の色:両方とも赤みの茶色


「辛いことも凄くたくさんあった。自分の事を不幸すぎて大嫌いになったこともある。でも今はちゃんと幸せになりたいって目標があるの」


 AMADEUSでバーテンダー見習いをしている女性。颯の学生時代の先輩だった。

 颯と暁人に助けられた事があり、颯には純粋な好意を向けている。反面、暁人に対しては表面上は上手くやっているものの本心では申し訳ないと思いつつも恐怖している。

 AMADEUSで働いているだけなので吸血鬼との戦いには関与しないはずだが……



吸血鬼ヴァンパイア


ゲーデ・ベルルム

種別:第二吸血鬼

髪の色/目の色:オレンジ/緑

忌罰ダムナティオ:日光・銀


「闘いは実にいい。善悪、強弱、美醜関係なく魂そのものが輝きを放つ。その点、お前は駄目だ。熱も虚無も何一つとしてない。弾丸のない弾倉だよ」


 同胞殺しの吸血鬼。その目的は不明。男性名を名乗っているが性別は女。

 ルーレストと博士プロフェッサーとは何らかの因縁があるが本人達はそれを語ろうとしない。

 闇祝グラティアを二つ持つ数少ない優貴パトリキの一体。

 闇祝グラティアは「恐戒絶視マウス・オブ・マッドネス

 殺傷性E   強化性E   貼付性E

 広域性C   持続性C   操作性E

 「煌血烈塵(シャイニング)

 殺傷性S   強化性S   貼付性C

 広域性B   持続性C   操作性D



ジョージ・デザード

種別:第二吸血鬼

髪の色/目の色:両方とも黄色

忌罰ダムナティオ:硝子(ガラス)


「私の研究の邪魔をするな、この狂乱者共!!」


 赤月の天園(ルベル・カエルム)の製造者であり、吸血鬼ヴァンパイア殺人事件の犯人と推定されている吸血鬼。

 元は生物学者。吸血鬼の不死性を研究するために自分も吸血鬼へと新生を果たした。

 ゲーデからは小物、ルーレストからは雑魚、博士プロフェッサーからは取るに足らないただの吸血鬼等と散々な評価を受けているが人造吸血鬼の理論を確立させるなど学者としては優秀。

 グロスダーナから「ある物」を作るように依頼されている。赤月の天園(ルベル・カエルム)はその副産物とでも言うもの。

 闇祝グラティアは「屍宴戮陣(ペット・セメタリー)

 殺傷性E   強化性E   貼付性C

 広域性S   持続性S   操作性S



グロスダーナ・エルンスト

種別:第二吸血鬼

髪の色/目の色:紺/黒目と白目が反転している

忌罰ダムナティオ:アルコール・ガソリン


「暴力、財力、権力、支配力。世界とは力を中心に廻り続ける。故に己はそれを欲するのみよ」


 優貴パトリキの一体。ジョージに「ある物」を作らせようとしている。ルーレストを敵視しているが気にされていない。

 本人はヴァンパイア・ゼロを殺せると豪語し、博士(プロフェッサー)と手を組む。

 闇祝グラティアは「血鎧城躯レッドウッド・マサカー

 殺傷性C   強化性A   貼付性A

 広域性B   持続性C   操作性B

 「墜鎚惨装(ヘル・レイザー)

 殺傷性S   強化性A   貼付性C

 広域性C   持続性B   操作性C



スクリータス

種別:第二吸血鬼

髪の色/目の色:煉瓦色/緑

忌罰ダムナティオ:灰


「知らないのかねぇ?私は金さえ貰えれば誰でも、どんな方法でも殺す。それが私の仕事なのだからな」


 殺し屋の吸血鬼。ジョージに雇われている。

 当初は狩人ベラトール博士プロフェッサーとその協力者達のみを相手にするつもりだったがルーレスト達と暁人、ゲーデのような想定外の参戦者により精神的にも戦力的にも追い詰められていく。

 闇祝グラティアは「壊離傷掌(アクエリアス)

 殺傷性S   強化性B   貼付性A

 広域性E   持続性D   操作性E



クリスティーナ・イルマーレ

種別:第三吸血鬼

髪の色/目の色:灰/黒

血因の親:ジョージ・デザード

忌罰ダムナティオ:淡水


「アンタ達が血で血を洗うのは結構だが、あたしをなるべく巻き込むなよ?」


 常にシルクの黒手袋をしているバーテンダーの吸血鬼。愛称はリスティ。ジョージを捕まえるためにルーレストに戦闘以外の協力を約束している。

 立場上、暁人とは何の接点もない筈だが……

 闇祝グラティアは「宙遊噛顎(ブルーサヴェージ)

 殺傷性A   強化性E   貼付性E

 広域性C   持続性C   操作性A



羽田孝輔はだこうすけ

種別:第三吸血鬼

髪の色/目の色:両方とも黒

血因の親:不明

忌罰ダムナティオ:ニンニク


「だからッ!ニンニクはッ!ヤメロォーッ!」


 警察官の吸血鬼。リスティに好意を寄せているもののリスティからは軽くあしらわれている。

 吸血鬼ヴァンパイア殺人事件の捜査を担当している警察官の一人であるため犯人と推定されているジョージの行方を知りたがっている。

 闇祝グラティアは「夢質惑顕ビートルジュース

 殺傷性D   強化性D   貼付性B

 広域性C   持続性B   操作性A



ヘイ リィエン

種別:第三吸血鬼

髪の色/目の色:白/紺色

血因の親:不明

忌罰ダムナティオ:銀


「つーか、旦那が言ったことだろ。死ななきゃ大抵のことは安いもんだ」


 自称クリスティの舎弟の中国人の吸血鬼。ルーレストの事を旦那と呼んで慕っている。

本来は今回の件に関わるつもりはなかったが、博士プロフェッサーが関与しているのを知ると積極的にルーレスト達や暁人達にも協力をする。本人は殺し損ねたから今度こそ確実に殺すだけといっているが本心は不明。

 闇祝グラティアは「月妖吠獣(ハウリング)

 殺傷性S   強化性S   貼付性E

 広域性E   持続性D   操作性D


ケーシャ

種別:第四吸血鬼

髪の色/目の色:金/緑

血因の親:不明

忌罰ダムナティオ:銀


「そうか。お前は神様って奴に愛されなかったんだね」


 故人。暁人が初めて殺した相手。暁人の戦い方は彼女の見よう見まねを我流で突き詰めたもの。

 暁人の事を気に入っていた様子で、自分に吸血鬼(家族)を殖やせるなら暁人を吸血鬼(家族)にしたかったらしい。




人間ヒューマン


ベルスタ・クロウバー


「消え失せるがいい夜の魔人共。貴様らに墓標は無いと知れ。貴様らはただ、塵のように死に絶えればよいのだ」


 最強と呼び声高い狩人ベラトール狩人ベラトールとしてのライラの師。

 祭苑市に多数の吸血鬼が集まっている情報を得て来日。狩人ベラトールとして師である自分を殺せる程度には冷酷になれとライラに教えているが、ライラが還人になった事については自分のせいだとライラに謝罪するなどライラには妙に甘い。

 全ての吸血鬼を根絶やしにする為に生きており、完全に吸血鬼化していない暁人に対しても殺意を向けている。それが暁人が自分の為にとはいえ、ライラを救った結果だとしても。



悠莉恭也ゆうりきょうや

髪の色/目の色:両方とも焦げ茶色


「俺ならもっと綺麗に殺す……だったな?それを犯人と思わしき奴の口から聞かされた親の気持ちが分かるか?」


 桜乃の父親。警察官。本條暁人ほんじょうあきとが今まで幾つかの事件で疑われているのを知っていたために娘の交際を反対していた。

 吸血鬼ヴァンパイア殺人事件の捜査から外れている。が、犯人を捕まえようと個人的に調べており、吸血鬼ヴァンパイアという存在が本当にいるのでは?と疑い始める。

 暁人とは一度個人的に話し、犯人ではないと確信している。しかし、それと同時に吸血鬼ヴァンパイア殺人事件以外で何人か殺しているというのも同時に理解した。

 暁人が短命だと知っている一人。



悠莉桜乃ゆうりさくの

髪の色/目の色:紺/黒


「違うんじゃないかな。きっと誰にも嫌われない人は誰の事も好きじゃ無いんだと思う」


 故人。吸血鬼ヴァンパイア殺人事件の第一被害者。暁人の元恋人。事故で一年ほど意識不明状態になっており留年している。そのため暁人達よりも一つ年上。

 人付き合いが苦手でいつも一人でいるために有らぬ噂を流されていた。本人もそれを無視しているため噂は広がり続けていた。

 暁人とはある事件に巻き込まれて関わりを持つようになる。その際に暁人に人を殺させてしまい、それを負い目に感じていた。



五十嵐優真いがらしゆうま

髪の色/目の色:白髪/黒


「暁人君、医者としてではなく一人の人間として言わせて欲しい……君は生きる事そのものに向いていない」


 彩香の父。外科の医者。

 暁人にとっては担当医のような存在。そのため暁人が短命なのも知っている。

 暁人に対しては信愛の情を寄せているものの、それと同時に自分や敵対した相手の命を無関心気味に塵だと切り捨てる暁人の一面などに恐怖を感じている。



その他



博士プロフェッサー

種別:不明

髪の色/目の色:両方とも栗毛色


「私は人間ヒト人間ヒトなのだ。彼は吸血鬼ヴァンパイア吸血鬼ヴァンパイアなのだ。

 少年よ、だから私は君を憎む。人間ヒトでもなく吸血鬼ヴァンパイアでもない中途半端で何よりも強く逸脱した意思を持つ君を!いとおしい程に!狂おしい程に!私は君を憎悪する!」


 全ての吸血鬼の天敵とも言える狂気の科学者。

 刹那的で享楽的。常に第三者に期待しているかのような子供のごとき無邪気な口調。

 ルーレストとはお互いに人間の時に知り合っており(約400年前)、その時から一つも老けていないなど少なくとも純粋な人間ではない。本人は吸血鬼ではなく人間だと言っているものの真偽は定かではない。

 「ヴァンパイア・ゼロ」と呼ばれる存在を殺すことを至上の目的としている。



レアンドル

種別:人造吸血鬼

髪の色/目の色:緑/不明


「何、所詮は戯れ言だ。気にするな第四吸血鬼。私も博士(プロフェッサー)も下らん男さ……ただの愚かな未熟者に過ぎん」


 博士プロフェッサーと行動を共にしている助手のような立場の男。ジョージが考案した理論を元に博士プロフェッサーが作り出した最初で最後の人造吸血鬼。

 理性的であり狂気的。傲慢かつ謙虚。博士プロフェッサーと違い常に冷淡な口調。他者を使えるかどうかで判断する合理主義者。



ルベル・カエルム

種別:不明

髪の色/目の色:黒/深紅


「はじめましてアキト。わたし、ずっと貴方に逢ってみたかったの」


 赤月の天園(ルベル・カエルム)服用時に見える存在。通称「天使」。何故か暁人の事を知っている。暁人が赤月の天園(ルベル・カエルム)を服用し、自分に会いに来た時はようやく会えると喜んでいた。

 ルーレストに理想を目指ないほうが良い、と暁人に伝言を頼むがその真意は不明。



ヴァンパイア・ゼロ

種別:第一吸血鬼(仮称)


 第二吸血鬼でさえも会ったことがない、何もかもが不明な存在。博士プロフェッサーの最終的な目的であるらしい。

 博士プロフェッサー曰く総ての吸血鬼はこの存在から始まった、と吸血鬼ヴァンパイアの真祖であるとのこと。

 薔薇の娘と呼ばれる三体の吸血鬼従えている。



薔薇の娘

種別:吸血鬼(世代は不明)


 ヴァンパイア・ゼロから遣わされている三つ子の吸血鬼並みの吸血鬼では太刀打ち出来ない程強力な闇祝グラティアがあるらしい。

 見た目は目の色を除いてルベル・カエルムと同じ容姿。声も同一である。




吸血鬼達の特性


・吸血鬼は日光が忌罰ダムナティオでない限り日中でも行動が可能。


闇祝グラティアを発動する際に目が赤く染まり、第二・第三吸血鬼なら左頬に、第四吸血鬼(夜恵徒)なら右頬に黒い逆十字の刺青が浮かび上がる。他にも爪が黒曜石のように鋭く硬質化する、牙が生えてくるなど戦闘力も飛躍的に上昇する。


闇祝グラティアを発動しなくても首から下の肉体の部位や密度を好きなように弄る事が出来る。


・肉体の再生が早いが、あまりにも傷付くと再生に人間の血を必要とする。頭と心臓だけは傷の治りが遅い。ただし、血を大量に飲めばすぐに回復できる。


・吸血鬼の殺害方法は忌罰ダムナティオを吸血鬼に触れさせる、肉体の再生が追い付かないほど殺し続けるのどちらか。ただし、普通の兵器よりも闇祝グラティアの攻撃の方が吸血鬼には効果がある。



吸血鬼の能力と種類


闇祝グラティア:第二吸血鬼、第三吸血鬼、第四吸血鬼(夜恵徒)が持つ能力。能力を発動すると血の色が黒くなる。

 狩人ベラトールはこれを六項目に性質評価している。


・殺傷性:闇祝グラティアの一撃の破壊力や殺人可能人数を表す性質。高いほど一撃で致命的な傷を負わせることが出来る。戦闘時の危険度の目安。


・強化性:純粋な肉体強度の上がり幅。高いほど身体能力や感覚器管が発達する。


・貼付性:闇祝グラティアの性質をどれだけ貼付可能か。低ければ自分の肉体だけ、もしくは肉体にさえ貼付出来ない。逆に高ければ何もない空間にも闇祝グラティアの性質を貼付することなどが可能となる。


・広域性:闇祝グラティアの発動範囲。高ければ広範囲に闇祝グラティアの効果を及ぼせる。


・持続性:闇祝グラティアの発動可能時間。高ければ長く発動できる。


・操作性:闇祝グラティアの性質や密度をどれだけ自在に操れるか。低ければ単調な効果しか発動出来ない。広域性が高くても操作性が低ければ広い攻撃しか出来ない、殺傷性と強化性の調節が効かないなど六性質の中で最も重要とされている。


 闇祝グラティアの名前はホラー映画やスリラー映画、カルト映画等のタイトルから。


優貴パトリキ:上記の闇祝グラティアを二つ持つ吸血鬼。血の濃さのせいか第二吸血鬼以外は優貴パトリキになれない。


忌罰ダムナティオ:吸血鬼としての弱点。もしこの弱点に触れるなどをすると触れた箇所から融解する。所有する闇祝グラティアの数だけ忌罰ダムナティオが存在する。夜恵徒ではない第四吸血鬼は日光か銀が忌罰ダムナティオとなる。


血因アマンティ:吸血鬼が吸血鬼を作り出すために練り上げる特別な血。普通の血と違い重油のような黒。これを人間の動脈に流し込むことにより吸血鬼を増やす。体に馴染み完全に吸血鬼化するまでは二、三ヶ月程時間が必要。

 血因を作れるのは血の濃さの問題があるため血因を精製出来るのは第一から第三吸血鬼まで。なので夜恵徒であっても第四吸血鬼は血因の子を作れない。加えて血因を精製するのはかなりの力を必要とするため第三吸血鬼は血因を作るだけで命を落とす危険性がある。

 吸血鬼が強力であっても人間の脅威でないのは血因以外での同胞を増やす方法がない絶対数の少なさから。


◆第二吸血鬼:吸血鬼の真祖から直接血因を貰った吸血鬼。平時でも血が妙に黒ずんでいる。血因アマンティを作り出しても命を落とす危険性はない。

 真祖から血因を直接貰っているが、誰も真祖の顔どころか性別さえも知らない。


◆第三吸血鬼:第二吸血鬼から血因アマンティを埋め込まれた吸血鬼。吸血鬼全体では最も比率が多い。中には血因を作り出せない者もいる。

 アイリスのように血因の親と仲が良いのはかなりまれ


◆第四吸血鬼:分類される吸血鬼は二種類。

・第三吸血鬼から直接血因を埋め込まれた者。

・第二吸血鬼の血因を埋め込まれた者から、完全に吸血鬼化する前にその血因を受け取った者。


 前者はケーシャ、後者は暁人。

 身体能力が常人を越えているものの、言ってしまえばそれだけであり夜恵徒ではない第四吸血鬼は闇祝グラティアを持っていない。食用や再生の際に利用する血も第三吸血鬼よりも多く必要とするためあまり強いとは言えない。

 第三吸血鬼は第四吸血鬼を作りたがらないため第二吸血鬼よりも数が少なく、暁人のような夜恵徒は存在そのものを知らない吸血鬼もいる。


◆第四吸血鬼(夜恵徒):第三吸血鬼になって24時間以内に第三者へ血因を渡す、その結果産まれる吸血鬼。

 血因がまだ濃い状況で譲渡されるため本来なら第四吸血鬼は持ち得ない闇祝グラティアを持つ。


還人レード:吸血鬼から人間に戻ったヒトの総称。身体能力は吸血鬼には及ばないもののそれなりに高い。ただし、人間の血を見ると興奮状態になる。薬で抑えることが出来るが薬が切れると行動が吸血鬼に近くなる。


屍徒クピィーディダス:吸血鬼に血を全て吸われた者の末路。生きていないため意思はなく、生きた血を求めて人や吸血鬼を無差別に襲う。


◆人造吸血鬼:レアンドルの別称。闇祝グラティア忌罰ダムナティオこそ持っていないがそれに酷似している能力と特性を持つ。

 ・人肉アレルギー(本人曰く忌罰ダムナティオのようなもの。博士プロフェッサーが吸血鬼に似せるためにわざと作った欠陥)

 ・視認している闇祝グラティアの劣化模倣(同時に使用できるのは二つまで。使い魔の使役は再現することは出来ない。S、A、Bの判定を受けているパラメーターが1ランク下がる)

 ・(えさ)として必要なのは人間の血ではなく、動物の血。好物は馬などの草食動物。

 ・血因は作り出せない。


 上記の事柄を除いては吸血鬼と同じ習性と能力を持つ。



その他の設定


吸血鬼(ヴァンパイア)殺人事件:祭苑市で起きている連続殺人事件。現在の被害者は十二人。被害者の死体から血が半分以上無くなっている事からこの呼び名がついた。

 当初は暁人が犯人だと思われていたが取り調べの最中に第二、第三の事件が起きたこと、証拠があまり無いこと等から暁人は容疑者から外れている。

 推定されている犯人はジョージ・デザード。


赤月の天園(ルベル・カエルム):ジョージ・デザードが作った赤いドラッグ。幻覚作用があり、服用すると「天使」が見えるとのこと。「ある物」を作る過程で産まれた副産物。


祭苑(さいえん)市:物語の舞台となる都市。吸血鬼にも馴染み深い場所らしい。隠れキリシタンの集落が発展した場所と言われているが知っている者も信じている者も少ない。


無法地帯(コミュニティ):AMADEUSに行き着いた無法者達の文字通りコミュニティ。規模は二百人近く。主人である真朝はその全員の顔と名前を記憶している。

 無法地帯コミュニティの大きなルールは二つ。一つはGive&Take。つまり、「お前を助けるから、自分を助けろ」。

 もう一つは、情報の秘匿。無法地帯コミュニティ内の情報を非常事態を除いては許可なく外に流してはならない。

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